サマーリーグでもチームプレーを重視、スパーズが発掘したケルドン・ジョンソン

2019/07/04
NBA&海外
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ケルドン・ジョンソン

ニックネームは『ベイビー・ラス』

ドラフトで『掘り出し物』を指名する確かな目を持つスパーズが、またしてもダイヤモンドの原石を探し当てた。

2019年のドラフト全体29位でスパーズから指名されたケルドン・ジョンソンは、ソルトレイクシティでのサマーリーグ2戦目となったグリズリーズ戦で、4本中3本の3ポイントシュート成功を含むフィールドゴール17本中10本を決め、29得点7リバウンド1アシスト3スティール1ブロックを記録した。

同じくスパーズからサマーリーグに出場しているベテランセンターのトーマス・ロビンソンは、ジョンソンにあるニックネームをつけた。身体能力が高く、爆発力もあるジョンソンをサンダーのラッセル・ウェストブルックに見立て、「ベイビー・ラス」と呼んでいるそうだ。

「彼を『ベイビー・ラス』と呼んでいるんだ。疲れ知らずで、おかしいと思えるくらいアグレッシブで、サイズもある。身体能力も高いね。彼はスーパースターになれる可能性を秘めているよ」

グリズリーズ戦の第3クォーターにはロングブザービーターも決めたジョンソンだが、常にチームプレーに徹し「強引なプレーはしなかった」と語った。「試合の流れの中でプレーし続けただけ。とにかくプレーし続けただけで、試合の流れが自分の方に傾いた」

そして彼は、ディフェンスを重視する意識を持っている。「すべてのきっかけはディフェンスだったね。アグレッシブに、しっかりプレッシャーをかけたことでオフェンスに繋がった」

そのディフェンスについても、ジョンソンは日々学んでいると話す。「このチームでは、声を出してコミュニケーションを取らないといけない。お互いに同じ方向を向かないといけないんだ。ローテーションを理解して、動きが遅れないようにすることも大事。もし動き出しが遅れたら、ハッスルにプレーし続けて、ガムシャラにやらないといけない」

サマーリーグは言わば『見本市』のようなもので、ルーキーや2年目の選手、もしくはNBAでのチャンスを掴もうと海外リーグから参戦する選手たちが各チームの首脳陣に売り込む場でもある。その中でもコミュニケーション、ディフェンス、チームプレーを第一に考えている『ベイビー・ラス』は、チームの勝利のためにやるべきことを理解している。サマーリーグは、週末からラスベガスに場所を移して今月中旬まで続く。スパーズが見つけたスター候補生の奮闘に注目したい。