歴代4位の3ポイントシュート成功数を誇るベテラン
7月3日、サンズとグリズリーズ間でトレードに合意したと『ESPN』が報じ、サンズはカイル・コーバーとジェボン・カーター、グリズリーズはディアンソニー・メルトンとジョシュ・ジャクソン、ドラフト指名権2つを獲得する予定となっている。
今後注目されるのは、ベテランのコーバーの去就だ。『ESPN』によれば、サンズはコーバーを解雇する予定で、経験豊富なシャープシューターは近日中にフリーエージェントになる。
コーバー自身は、昨シーズン終了後に現役引退を検討する可能性を示唆したが、もし現役を続けると判断すれば、レイカーズ、バックス、セブンティシクサーズらが獲得を検討すると見られている。
今年の3月に38歳の誕生日を迎えたとはいえ、昨シーズンはキャバリアーズ在籍中に3ポイントシュート成功率46.3%、ジャズにトレード後も38.4%の成功率を残すなど、シューターとしての実力は衰えていない。
Kyle Korver (15 PTS) hits 3 triples off the bench in his @utahjazz 2018 home debut! #TeamIsEverything pic.twitter.com/gU3Wsgx0G4
— NBA (@NBA) 2018年12月5日
レイカーズには、キャバリアーズ時代に共闘したレブロン・ジェームズが所属し、同チームもシューターの補強を必要としている。
バックスは、エースのヤニス・アデトクンボの周りをシューターで固めるスタイルで昨シーズン結果を残し、コーバーを加えることで戦力に厚みを持たせようとしている。そしてシクサーズは、ペリカンズとの契約に合意したJJ・レディックが抜けることで生まれる穴を埋めるためにコーバーを獲得しようとしているのだろう。
NBA史上4位となる通算2351本の3ポイントシュート成功数を誇るベテランがどういう判断を下すのか、その時を待ちたい。