
ギディーが戦線離脱中、停滞を打ち破るインパクトを
河村勇輝はブルズと2ウェイ契約を結び、再びブルズのロスターに加わった。
河村は昨シーズンにグリズリーズでNBAデビューを果たし、22試合に出場するも契約延長を勝ち取ることはできず、今シーズンはブルズでトレーニングキャンプ契約から出直すことになった。
NBA2年目のシーズン、サマーリーグでは攻守にレベルアップしたパフォーマンスを見せ、トレーニングキャンプを経て現地10月7日には最初のプレシーズンゲームに出場。わずか7分の出場ながら3得点5アシストとスピード溢れるプレーを披露した。2日後にも7分のプレーで3得点5リバウンド3アシストとアピールに成功していたが、その後のプレシーズン3試合は右足のケガで欠場となっていた。
このケガによりブルズは河村の契約を打ちきり、河村の2ウェイ契約枠でトレンティン・フラワーズを獲得。それでも河村はブルズの練習施設に残ってリハビリとトレーニングを続けており、ブルズとの関係は続いていた。
このタイミングでの再契約となったのには意味がある。現地1月5日から各チームは10日間契約の枠が使えるようになり、1月7日にはチームがいつでも解雇することのできた非保証契約が完全保証へと移行する。つまり、2ウェイ契約枠の3選手はこれまで自由に入れ替えることができたが、このタイミングで3選手を固定しなければならない。
そこでブルズは河村を選んだ。ブルズはこれまで前述のフラワーズ、ラックラン・オルブリとエマニュエル・ミラーの3選手と2ウェイ契約を結んでいたが、いずれもローテーション外で上積みが見込めない状況にあり、ケガの癒えた河村がロスターに組み込まれた。
現状では先発ポイントガードのジョシュ・ギディーがハムストリングのケガで年末から3週間の戦線離脱となっており、トレ・ジョーンズが代役を務めている。ポイントガードの層に課題を抱える状況で、早速チャンスが訪れたと言えるだろう。
河村の2ウェイ契約は前回とは違いシーズン終了まで保証されるが、ここからはチーム内競争でプレータイムを勝ち取り、ローテーションに入るための挑戦が始まる。
ギディー復帰は1月下旬の見込み。それまでの間に結果を出してローテーションに加わるだけの評価を得たいところだ。ブルズも勝率5割ラインを行ったり来たりで、現状維持のままプレーオフに進めたとしても勝ち上がる見込みは薄い。チームの停滞を打ち破るようなインパクトを河村が残せるようであれば、理想の展開となる。
OFFICIAL: We have signed Yuki Kawamura to a Two-Way contract.
Welcome back, @KawamuraYuki 🇯🇵 pic.twitter.com/tdabnR9u0R
— Chicago Bulls (@chicagobulls) January 6, 2026