優勝までに必要な勝利数と同じ『16』ピースのパズルに
2連覇を目指して奮闘を続けているキャバリアーズは、5月21日に本拠地クイックン・ローンズ・アリーナで行なわれたセルティックスとの東カンファレンス決勝の第3戦に敗れ、昨年のファイナル第5戦から続いていたプレーオフでの連勝が13で止まった。
第3戦では第4クォーター残り0.1秒にエイブリー・ブラッドリーに決勝3ポイントショットを決められ、108-111で敗戦。シリーズ対戦成績は2勝1敗になった。
この日は使われることはなかったものの、キャブズは昨年に続いて、チームのモチベーションを維持するため、NBA優勝チームにのみ触れることが許される『ラリー・オブライエン・トロフィー』と同じ形のジグソーパズルをホームにもアウェーにも持ち込みながらプレーオフを戦っている。
このパズルは、優勝までに必要な勝利数と同じ16ピースに分かれており、1勝するごとに選手一人ひとりがピースをはめ込んでいくというもの。最後の16個目のピースをはめられれば連覇達成ということになるため、目に見える効果も手伝ってか、モチベーション維持に役立つようだ。
木製のケースに入れられたパズルは、在籍年数、チーム内の立ち位置によりピースをはめる順番が決まっているという。ペイサーズとのカンファレンス1回戦でピースをはめる様子を収めた動画を、『UNINTERRUPTED』がYouTubeで公開した。
プレーオフを通じ初の敗戦を喫したとはいえ、すでに半分以上の10ピースは埋まった。第3戦では今プレーオフで最低の11得点に終わったレブロン・ジェームズは、試合後の会見で「第4戦では必ず今日より良いプレーをしてみせる」と宣言。その口調からは、敗戦の悔しさより、不甲斐ないパフォーマンスに終わった自身を叱咤する気持ちが感じられた。
3年連続のNBAファイナル進出決定まで、あと2勝。残り2ピースを埋めるため、キャブズは気持ちを切り替え23日にホームで行なわれる第3戦に臨む。