ダレン・コリソン

レイカーズに足りない要素を持つベテランガード

昨年の夏にレブロン・ジェームズ、この夏にアンソニー・デイビスを加えることに成功したレイカーズ。名門復活を目指す彼らがオフに狙うのは、3人目のスター選手と言われている。

フリーエージェント選手との交渉が解禁される6月30日まであと数日だが、カワイ・レナード、ジミー・バトラーら大物フリーエージェント選手に加えて、ディアンジェロ・ラッセルの古巣復帰の可能性も噂され始めた。しかし、好条件や優勝の可能性を重視するトップ選手が、6年続けてプレーオフを逃したレイカーズへの移籍を簡単に決めるとは思えない。レイカーズは、ターゲットにしている選手を獲得できない場合に備えて、『セカンドプラン』を用意しているはずだ。

その第二のプランとして、ベテランのダレン・コリソンの獲得を検討しているのではと、『ESPN』が伝えた。

キャリア10年のコリソンは、直近2年をペイサーズでプレーした。2017-18シーズンにはリーグ最高の3ポイントシュート成功率(46.8%)を記録し、昨シーズンも平均11.2得点、3.1リバウンド、6.0アシスト、3ポイントシュート成功率40.7%というスタッツを残した。

レイカーズの場合、オフェンス時にはレブロンがボールを持つ傾向が強い。コリソンはポイントガードだが、常にボールを持ちたがる選手ではなく、一緒にプレーする選手の特徴に合わせられる。レイカーズに必要なシューターとしても評価されているため、レブロン、デイビスとの共存も可能だろう。また、新ヘッドコーチのフランク・ボーゲルの指導を受けた経験もある。

あとは条件次第になるだろうが、今のレイカーズに必要なのは、レブロンとデイビスに続くスター選手よりも、コリソンのように確かな実力を持つベテランかもしれない。