クリス・ポール

キャリアに欠くNBA優勝「まだやり残したことは多い」

クリス・ポールが今シーズン限りでの現役引退を発表した。現地11月22日、彼はこれまでのキャリアをまとめた映像とともにメッセージを投稿した。「何という旅路だったのだろう。まだやり残したことは多い。この最後の機会に心から感謝している」

2005年の1巡目4位指名を受けてから21シーズン目、ニューオリンズで始まったキャリアは『ロブ・シティ』と呼ばれたクリッパーズで花咲き、ロケッツ、サンダー、サンズを渡り歩く間もそれぞれのチームを大きく引き上げた。その後はウォリアーズ、スパーズを経て、今オフにクリッパーズに8年ぶりに復帰。それでも今シーズンは存在感を発揮できず、ケガ人続出のチームで半ばローテーション外のような立場にも置かれている。

『ポイント・ゴッド』の異名を取る彼は、オールスター選出12回、オールNBA選出11回、オールディフェンシブチーム選出9回と華やかなキャリアを築いてきた。キャリア通算の得点は2万3036、アシストは1万2532まで積み上げた。また、オリンピックでは2大会で金メダルを獲得している。

彼にとっての「やり残したこと」の最大のものはNBAだろう。今シーズンのクリッパーズはケガ人続出で5勝11敗と大きく出遅れている。それでもポールがこのメッセージを発表した後、チームはホーネッツを破って連敗を3で止めた。彼の引退表明はチームに喝を入れ、クリッパーズの浮上のきっかけになるだろうか。

 

 

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