転機となった2年前のトレード「生き返った気がした」
年間の大半がベンチ出場ながらも、チームのリーディングスコアラーとして昨シーズンのクリッパーズを西カンファレンス8位に導いたルー・ウィリアムズが、昨年に続いてシックスマン賞を受賞した。
2015年、18年に続いて3度目のシックスマン賞受賞は、ジャマール・クロフォードと並んで最多タイ。ウィリアムズは、受賞後の会見で、2018-19シーズンはシックスマン賞を初めから狙っていたと語った。
「これまでの賞と違うのは、シーズン開幕の時から狙っていたんだ。これまでは、プレーして得られた結果を受け入れていた。でも今回は受賞したかった。今回の賞は、自分の功績になると思った。引退した時にシックスマンとして見てもらいたい。これが自分の仕事だから。それに、ジャマールに並んで、同じ山のてっぺんに立ちたかった。昨シーズンは、この賞を欲しいと思ってプレーしていたんだよ」
ウィリアムズは、2年前のオフにクリス・ポールを含む大型トレードでロケッツからクリッパーズに移籍。その後の活躍は言うまでもないが、現役引退を決断しかけた時期があったという。
「4年前、もうおしまいだと思った。キャリアを終える時期だと思った。でもLAに来て、生き返った気がした。そういう環境でプレーするようになって、また自分の力を証明してやろうという気持ちになった」
「ロケッツからクリッパーズにトレードされた時、何人かの友人や家族には、『今シーズンが最後』と話していたんだ。自分の気持ちを知っている近しい友人、家族だけで、お別れパーティーもやった。そんな時期にまたシックスマン賞を受賞できたのは力になった。自分に必要なことだったんだ。今回も受賞できて、本当に名誉なことだと思っている。これからも楽しみだね」
? ? ? @TeamLou23’s #KiaSixth Man of the Year Mix ?? pic.twitter.com/QwjXIZY2vj
— LA Clippers (@LAClippers) 2019年6月25日
昨シーズンのクリッパーズは、スター選手ゼロのロスターで西カンファレンスからプレーオフに進出。ファーストラウンドでウォリアーズに敗れたものの、敵地で2勝をあげるなど大健闘した。
ウィリアムズは、指揮官ドック・リバースを「シックスマン・マスター」と称賛した。
「彼は、選手が成功を収められるポジションで起用してくれる。チームが好成績を収めるために、ベンチがどれほど重要か理解している人なんだ。ドックは、交代出場してチームに力を与えられる選手が必要なことを理解している人。シックスマン・マスターだね。選手の力を最大限に引き出す方法を分かっているんだ」
今年の10月に33歳の誕生日を迎えるが、大きなケガさえなければ今後数年はチームの中心として活躍できるだろう。来シーズンも、ベテランのウィリアムズがクリッパーズを引っ張る。
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— バスケット・カウント (@basket_count) 2019年6月13日