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センター陣が奮起し、終盤の勝負強さで逃げ切りに成功

前回の戦いでは終盤に失速し大敗を喫したウォリアーズ。これで対戦成績を1勝3敗とされ、まさに『絶対に負けられない戦い』となった。チームはレギュラーシーズン39勝2敗と圧倒的な強さを誇ったホームに戻り、背水の陣でこの一戦に臨んだ。

先手を取ったのはウォリアーズであった。ステファン・カリーのノールックパスからアンドリュー・ボーガットがアリウープを決め会場を盛り上げる。スプラッシュブラザーズも力を出し、前半を8点リードで折り返した。

しかし、サンダーの強力デュオは相変わらず手強い相手。前の試合から引き続き圧巻のパフォーマンスを見せるラッセル・ウェストブルックを止めるのは難しく、第3クォーターの最後にはケビン・デュラントにダンクを決められ、81-77と4点差で第3クォーターを終えた。

こうして迎えた最終クォーター。ウォリアーズは大事な立ち上がりの4分間で15-6のランを決め一気に主導権を握った。クレイ・トンプソンの3ポイントシュートが決まり最大で13点差を付ける。

サージ・イバーカの連続3ポイントシュートやデュラントの活躍で5点差に詰め寄られるも、この大事な局面でカリーがエースの仕事をする。すぐさまバスケット・カウントを決めてサンダーを突き放すと、終盤の大事な場面で得点を重ね、このリードを保ち120-111というスコアで逃げ切った。

サンダーはデュラントが両チームトップの40得点、ウェストブルックが31得点と強力デュオの破壊力は健在。スプラッシュブラザーズの2人が挙げたのは58得点で、サンダーの2人を下回ったが、これまで調子を落としていたドレイモンド・グリーンが11得点13リバウンド4ブロック、ボーガットが15得点14リバウンド2ブロックとセンター陣がゴール下を完全に支配していたことが勝因と言える。

ギリギリのところで踏み止まった前年王者のウォリアーズ。次戦を勝利し、再びこの地へ戻って来ることができるだろうか。第6戦はサンダーのホーム、チェサピークエナジー・アリーナで行われる。

厳しいマークにあうスティーブン・アダムズ。ウォリアーズはセンター陣の奮起が目立った。