ロンゾ・ボール

笑顔でレイカーズ批判「必ず後悔する」

今年のNBAのオフは、レイカーズのアンソニー・デイビス獲得という大ニュースからスタートした。もっともレイカーズは、その代償としてロンゾ・ボール、ブランドン・イングラム、ジョシュ・ハート、今年のドラフト全体4位指名権を含むドラフト1巡目指名権3枠をペリカンズに譲り渡している。フリーエージェント市場が開けば大物選手を獲得することが予想され、この数年間の若手コア育成の方針を転換し、すぐに勝てるチーム作りを決断した。

来シーズンの優勝候補に躍り出たレイカーズに対し「優勝は絶対にない」と断言するのが、今回のトレードでペリカンズに放出されたロンゾ・ボールの父、ラバー・ボールだ。

その表情は穏やかで、笑顔も見られたが、その言葉は極めて辛辣だった。「レイカーズ史上最悪の動きになる。絶対に優勝できない。保証するが、レイカーズは必ず後悔することになる。私はその姿を楽しませてもらうよ。以前にも話したが、レイカーズはすでに崩壊していた。これで完全に終わりだ。ただ、壊れる前に息子がボートから降りられて良かった」

ロンゾが移籍するペリカンズについて聞かれたラバーは、どの球団でプレーするかは関係なく、球団からの信頼が重要と答えた。「自分のプレーができる場所に行く方が大事だ。選手のことを疑ってしまったら、もう元には戻れない。レイカーズは最初こそ息子の力を信じたが、そうではなくなった。チームを出るタイミングだったんだよ」

また彼は、レイカーズを離れた選手が活躍することを皮肉った。「レイカーズを離れた選手は、みんな活躍している。ディアンジェロ(ラッセル)も、ジュリアス・ランドルも。素晴らしいことだ」

今後レイカーズがどういう補強を実行するにせよ、ラバーは『ご意見番』としてメディアにネタを提供してくれそうだ。