「彼のおかげで、自分が欲しかったものを得れた」
球団初優勝を成し遂げたばかりのラプターズだが、数週間後にフリーエージェントになるカワイ・レナードとの再契約という大仕事が待っている。
昨年のオフにスパーズからトレードされた時点では、レナードの獲得はギャンブルと言われた。その理由は、大腿四頭筋の負傷の対応を巡ってスパーズと対立したことにあった。一連の噂により、彼に対する評価が著しく下がったのも事実で、『球団に従わない厄介者』というレッテルまで貼られた。しかしラプターズは、生え抜きのデマー・デローザンを放出してまでトレードを成立させた賭けに勝った。
球団初優勝に貢献し、ファイナルMVPを受賞したレナードの価値は、わずか1年あまりでV字回復を遂げた。この夏には、クリッパーズら複数のチームが獲得競争に参戦すると噂されている。
そのレナードと優勝後に『ESPN』のインタビューに応じたカイル・ラウリーは、親友のデローザンに代わる相棒となった彼の去就について聞かれると、本人の決断を全面的に支持すると明言した。
「自分は一度だって、誰かに何かを売り込んだ経験がない。彼がどういう決断をしても、自分はハッピーだよ。もちろん、彼にはチームメートのままでいてもらいたいけれど、彼は自分と家族のために最良の決断を下す。僕は彼の決断を支持するし、どういう結果になっても喜べる。彼のおかげで、自分が欲しかったものを得ることができたんだ」
トロントでは、プレーオフ期間中から『レナード残留キャンペーン』が盛んに行われている。そのラブコールに応えるかどうか、本人の決断に注目が集まる。
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— バスケット・カウント (@basket_count) 2019年6月13日