北谷GM「この決断をした猪狩選手を誇りに思う」

10月2日、青森ワッツは9月30日に双方合意の上で契約を解除した猪狩渉が、モンゴルのザック・ブロンコスへ移籍することを発表した。

福島県出身、現在29歳の猪狩は168cm65kgのポイントガード。地元の福島ファイヤーボンズでプロキャリアをスタートさせた後に海外クラブでプレー。青森には2024-25シーズンより加入し、44試合に出場し平均3.50分のプレータイムで1.0得点、0.6アシストを記録していた。

北谷稔行ゼネラルマネージャーは猪狩から移籍の相談を受けてからのことを「何度も悩みました」と吐露。しかし最後は、努力を惜しまず、誰からも愛される彼の人柄を知る友人として「何度も踏み倒されても何度でも立ち上がって猪狩渉を見せて来い」「青森を代表して、日本のバスケットボール界を代表してチャレンジして来い」と伝えたと明かした。「この決断をした猪狩選手を誇りに思い、精一杯、応援して行きます」

猪狩はクラブを通して「自分の年齢やキャリア、168cmという身長を客観的に考慮した時、これが最後の挑戦になると直感しました」と海外挑戦の理由を説明。「自分の考えを尊重し背中を押してくれた渡邊社長、北谷ゼネラルマネージャー、寺嶋キャプテン、マネージャー、トレーナー、そしてチームメートたちには本当に感謝しています。もっと成長して、必ず青森に恩返しします」とメッセージを綴っている。