スウェーデン代表の中心選手として期待
欧州最強の座を争う『FIBAユーロバスケット2025』 が現地27日からいよいよ開幕する。2013年大会以来の出場となるスウェーデン代表で注目を集めるのがヒートのペレ・ラーソンだ。
ラーソンが同国代表としてプレーするのは、2023年のワールドカップヨーロッパ予選以来となる。このときは4試合出場で平均6.3得点、2.0リバウンドと脇役の1人に過ぎなかったラーソンだが、昨シーズンNBAで1年プレーしたことでレベルアップ。ポーランドとの練習試合では32得点を挙げるなど、今大会ではスウェーデンの中心選手として期待されている。
ユーロバスケット2025でラーソンの活躍を楽しみにしているのは同国のファンだけでない。ヒートの指揮官エリック・スポールストラもその1人だ。地元紙『South Florida Sun Sentinel』によると、スポールストラは次のようにラーソンを高く評価している。
「彼は非常にタフで、勝利に繋がるプレーをする。彼は優れたロールプレーヤーで、チームの中心選手にうまく合わせることができる。そして彼は練習熱心なので、さらに成長していく」
また、同紙はスポールストラが、ラーソンのボールハンドラーとしての能力にも注目しており、彼にさまざまな役割を与えるつもりであると主張。昨シーズンのラーソンは55試合出場で平均14.2分出場、4,6得点、1.7リバウンドに留まったが、新シーズンではローテーションの一角に入る見通しだと伝えている。
ヒートのメンバーではラーソン以外にも、若手のニコラ・ヨビッチがセルビア代表、さらに今オフにトレードで加入したシモーネ・フォンテッキオがイタリア代表としてユーロバスケットにそれぞれ出場を予定している。
実績不足のラーソンにとっては、NBA選手も多く出場しレベルの高いユーロバスケットはヒート首脳陣に貴重なアピールができる絶好の機会。24歳の若手がスウェーデンをどこまでけん引できるのか楽しみだ。