クレイ・トンプソン

レナードとの勝負に「ベストプレーヤーとの対戦は楽しい」

NBAファイナルはオークランドに場所を移し、6月5日に第3戦が行なわれる。

ホームへと戻ったウォリアーズでは、第2戦でハムストリングを痛めたクレイ・トンプソンの出場が微妙となっているが、本人は試合前日会見で「個人的な考えでは、出られないとは思っていない」とコメントした。

トンプソンによれば「今のところ順調に回復中」とのことだが、出場可否の判断は試合当日に下される。もし患部に痛みがあるようなら、悪化のリスクを回避するために欠場する可能性もある。

GOサインが出た場合には、第3戦でもカワイ・レナードを守る機会が多くなるだろう。ラプターズのエースとマッチアップする役割について聞かれたトンプソンは、「力で対抗するのは難しい」と答えた。

「彼の行く手を遮るのは簡単じゃない。やれることは、彼のエアースペースを奪うことくらい。彼は優れたボールハンドラーで、優れたシューターにもなった。特にミッドレンジではね。彼をリズムに乗せてはいけないんだ」

「生き生きとドリブルしている時の彼は、素晴らしいリズムに乗っている。ディフェンダーとしては、彼ほどの才能と能力を持った選手と対峙する場合、オフ・ザ・ボールの時にダブルチームを仕掛けたり積極的にスイッチしたり、もしくはハーフコートから仕掛けて、少しでも好きなようにやらせないことが大事。すべてのポゼッションで労力を費やすように仕向けないといけない」

またトンプソンは、プレーメーカーとしてのレナードの実力も称賛した。

「カワイがいるだけで相当に厄介だ。すでに完成された選手と言ってもいいかもしれない。ここ数ラウンドで経験したチャレンジと比べて、大きく異なる試練だね。でも受け入れているよ。ベストプレーヤーと対戦できるのは楽しいから」

どんな状況であれ高確率で決める3ポイントシュートを武器とするトンプソンだが、ディフェンスの実力もNBA屈指。明日の試合に出場した際には、レナードとの熱のこもったマッチアップが見られそうだ。