「バスケットボール界に還元していきたい」

トライフープ岡山は8月21日、田中成也が現役を引退してトライフープ岡山U15のコーチに就任することを発表した。

新潟県出身、現在33歳の田中は、186cm80kgのシューティングガード。明治大を卒業後、NBL時代の広島ドラゴンフライズに入団し、生え抜き選手として2014年から2021年までの7シーズンを同球団でプレーした。ルーキーイヤーで迎えた2015年の天皇杯では準優勝に貢献、2019-20シーズンには3ポイントシュート成功率42.8%でB2リーグ内で1位を記録し、クラブのB1昇格にも大きく貢献した。2021-22シーズンからは仙台89ERSに加入し、2023-24シーズンからの2シーズンは地元の新潟アルビレックスBBでプレーをしていた。

岡山ではU15の指導のほか、イベントや学校訪問を通してバスケットボールの普及・育成にも従事することが決まっている。

田中はクラブを通じて以下の通りコメントしている。「僕としても初めてのコーチということで至らぬところもあると思いますが、プロキャリア11年の経験をしっかりと次世代に伝え、さらには素晴らしい人材の育成に携わることでバスケットボール界に還元していきたいと考えています。全身全霊をかけて、なおかつ僕自身も成長しながらこの仕事をさせていただくことに感謝していきながらやっていきたいと思います」