2桁得点が見込める日本人エースとして期待
三遠ネオフェニックスは今日、シーホース三河から西川貴之を獲得したことを発表した。
西川は27歳のスモールフォワード。明治大からレバンガ北海道に加入し、4年目のBリーグ初年度には平均10.3得点を記録する日本人エースとして活躍した。2017年夏にシーホース三河に移籍するが、ここで信頼を勝ち取ることができず。北海道では約25分あったプレータイムが17分程度に落ち、プレーからも思い切りの良さが消えてしまった。
三河で2年目の今シーズンは金丸晃輔との同時起用という形で30試合に先発出場するも、チームの成績は上がらず。シーズン半ばで若い岡田侑大に経験を積ませる方向転換の割を食った形で、西川はほとんどプレータイムがない状況に追い込まれた。
定期的に日本代表合宿にも招集されていたが、所属クラブでプレータイムが伸びない状況では代表定着は難しい。そういう意味でも、キャリアにおいて足踏みとなる2シーズンとなった。
新天地となる三遠は、チームプレーの完成度は高いが個人で打開するタイプの日本人選手がおらず、得点力不足が足かせとなって2シーズン連続でチャンピオンシップ進出を逃している。藤田弘輝ヘッドコーチの退任が決まっており、新たなヘッドコーチの下でどんなスタイルのバスケットをするかが気になるところだが、いずれにしても2桁得点を稼ぎ出せる日本人エースとして、西川にかかる期待は大きい。
「ファンの皆様が観ていて楽しい、応援したいと思っていただけるようなプレーをしたいと思いますので、ぜひ熱い応援よろしくお願いします」と、西川はクラブを通してコメントを発表している。