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ヒート、ブルズ、ペイサーズの三つ巴決戦は最終戦で決着

レギュラーシーズン前半戦が終了した時点で25勝32敗と大きく負け越していたヒートだが、オールスター以降の後半戦から挽回に成功。40勝41敗で最終戦を迎え、ブルズ、ペイサーズとの東カンファレンス7、8位争いを盛り上げている。

指揮官エリック・スポールストラは『Sun-Sentinel』に対し、挽回の立役者にエースのハッサン・ホワイトサイドを挙げ「自分に投票権があれば、今シーズンの最優秀選手賞候補の投票で間違いなく彼に票を入れる」とまで宣言。ホワイトサイドは現在リーグ最多の平均14.1リバウンドを記録しているほか、今シーズンはキャリアハイの16.9得点、ブロックでもリーグ3位(2.1)のスタッツを残している。

個人成績もさることながら、チーム成績に与えている影響力を考えれば、ホワイトサイドが今シーズンのオールNBAチームに選出されるべきという意見はもっとも。本人は今シーズンについて、『Sun-Sentinel』に「今シーズンはすごく成長していると思う」と語った。

「ブロックもそうだし、他のポジションについても学んでいるところなので、今シーズンは過去のシーズンとは異なるね。ヒートの選手として、今シーズンは大きく成長できていると思う」

最終戦を前にした時点での東7~9位までの順位は、7位ペイサーズ(41勝40敗)、8位ブルズ(40勝41敗)、9位ヒート(40勝41敗)の順。仮に4月12日の最終戦を終えて3チームが41勝41敗で並んだ場合、3チーム間の今シーズン直接対決の戦績により7位ブルズ(4勝3敗)、8位ヒート(3勝3敗)、9位ペイサーズ(3勝4敗)という順位が確定する。

最終戦では、ヒートがホームでウィザーズと、ブルズがホームでネッツと、ペイサーズがホームでホークスと対戦する。対戦相手の順位だけで比較するなら、東カンファレンス4位のウィザーズと対戦するヒートが最も厳しいことになるが、ヒートは10日にキャバリアーズを延長戦の末124-121で下し勢いに乗っている。もちろん、勝負のカギを握るのはホワイトサイドだ。

すでに西カンファレンスの1~8位は確定しているため、今シーズン最終戦の見どころは上記3チームの争いに絞られた。ホワイトサイド、ジミー・バトラー、ポール・ジョージという次代を担う選手がチームをポストシーズンに導くことができるか、そのパフォーマンスに注目だ。