オースティン・リバース

「彼らよりも一生懸命にやるしかない」

王者ウォリアーズと西カンファレンス・セミファイナルで対戦中のロケッツ。敵地で2連敗を喫した彼らは、明日からホームでの第3、4戦に臨み、シリーズの流れを再び手繰り寄せようとしている。

エースのジェームズ・ハーデンが第2戦で両目を負傷し、いまだに視界がぼやけた状態のため、ロケッツがウォリアーズに勝つためには、文字通り全員の力が必要になるだろう。ガードのオースティン・リバースも「このシリーズは、詰まるところ、努力が勝敗を分けると思う」と主張。試合前日の練習後、王者ウォリアーズの強さの秘密について、彼は自論を展開した。

「周りは、ウォリアーズのタレントレベルについての話をしたがる。オールスターが揃っているから、それは当然のことなんだけれど、彼らのタレントレベル、チームのスキーム、3ポイントシュートの影に隠れていて見落としてしまいがちなのは、彼らのチームプレーについてなんだ。オフェンスのセットに全力で取り組んで、守備にも全力で力を入れている」

「どのプレーだって、彼らは手を抜かない。ここ4年で3度も優勝したチームなのに、まだ一度も優勝していないチームのようなプレーをしている。それが、彼らを見ていて一番感心させられること」

「それがステフ(カリー)やドレイモンド(グリーン)、あるいはスティーブ・カーのリーダーシップから生まれているのかは分からない。ただ、彼らは本当にハードにやっている。間違いなくタレントレベルで優れている彼らを相手にするのだから、彼らに匹敵するくらいハードにプレーしないといけない。ウォリアーズのような先発ラインナップを持つチームはない。だから、彼らよりも一生懸命にやるしかない。それ以外に勝つチャンスはないんだ」

シリーズを戦っている最中の選手の言葉とは思えないほど、リバースは冷静にウォリアーズの力を分析できている。彼の言葉に嘘はない。ファーストラウンドでウォリアーズに挑んだクリッパーズも、ハードワークによりオラクル・アリーナで2勝をあげた。リバースが言うように、そのクリッパーズより戦力で上回るロケッツが、ウォリアーズを凌ぐ努力を続けられれば、チャンスは必ず生まれる。

負ければ絶体絶命となる明日の第3戦では、ロケッツの気持ちの強さが問われる。