『ビッグ3』が躍動し前年度王者の力を見せる
50勝27敗同士で迎えたキャバリアーズとセルティックスの東カンファレンス天王山は、キャブズが114-91と大差で勝利を収めた。
第1クォーターを終え18-19とリードされたキャブズは、オフェンスのペースアップを図る。レブロン・ジェームズがディフェンスリバウンドからボールをプッシュし、高さと強さを生かしたポストプレーで連続得点を挙げる。素早いトランジションからセルティックスディフェンスの陣形が整う前に攻撃を仕掛け、キャブズペースで試合は進んでいった。
守備でも1on1では足を使いイージーシュートを許さず、そしてフィニッシュの局面ではスムーズなローテーションからヘルプに来た選手がブロックショットを見舞うなど、攻守ともにセルティックスを圧倒した。
第2クォーター残り3分強、キャブズペースを象徴するプレーが生まれる。レブロンがゴール下に切り込むアイザイア・トーマスのシュートをブロックし、そのルーズボールをケビン・ラブが身体を投げ出して残す。そしてカイリー・アービングが繋ぎ、JR・スミスが速攻からダンクシュートを決めた。
Squad on the MOVE!#DefendtheLand pic.twitter.com/y0e6CekPhl
— Cleveland Cavaliers (@cavs) 2017年4月6日
終盤にはレブロンがトップの位置からから1on1を仕掛け力強いドライブからバスケット・カウントをもぎ取る。このクォーターで15点目となるボーナススローも決めて57-42とリードした。
後半に入ってもキャブズの勢いは止まらない。オフェンスリバウンドからセカンドチャンスポイントを重ねセルティックスにダメージを与える。3ポイントシュートを得意とする選手が多くいるキャブズはトランジションオフェンスからチャニング・フライ、スミスが連続で3ポイントシュートを沈めリードを広げた。
セルティックスは良いディフェンスをしてどうにかゴールを守るも、直後のオフェンスでシュートを決めきれず流れに乗ることができない。
ラブのオフェンスリバウンドからレブロンがタフな3ポイントシュートを沈め、点差を25点とし試合を決定づけた。
レブロンがゲームハイの36得点10リバウンド2ブロックと攻守にフル回転。アービングはショットクロックギリギリからのタフショットを何本も決めて19得点、ラブが5本のオフェンスリバウンドを含む16リバウンド15得点の活躍を見せた。
キャブズはこの勝利で対戦成績を3勝1敗とし東カンファレンスの首位に返り咲いた。両者が次に対戦するとすれば東カンファレンスファイナルとなる。キャブズはレギュラーシーズン最後の首位攻防戦を最高の形で終えた。