トンプソンは「それでも僕らが有利」
クリッパーズとのファーストラウンド突破に王手をかけた第4戦後、ウォリアーズのクレイ・トンプソンは、ロケッツとのカンファレンス・セミファイナルを見据え、「ロケッツは3連勝しているから、このシリーズを長引かせたくない」と語った。
また彼は、31点のリードを守れず大逆転負けを喫したホームでの第2戦についても言及し、「第2戦のようなことは、もう起こらない」と豪語。だが彼らは、再び本拠地オラクル・アリーナで失態を演じた。
4月24日の第5戦、クリッパーズはルー・ウィリアムズがベンチから33得点、パトリック・べバリーもガードながら14リバウンドをマーク。そしてダニーロ・ガリナーリも26得点を挙げてオフェンスを牽引し、129-121で勝利。シリーズ2勝目をマークし、再びホームで戦う権利を得た。
ウィリアムズは「僕たちはシリーズを終わらせないことに集中していた。先のことを考えた相手が悪い」とコメント。『口は災いの元』を痛感したトンプソンは「自分が言ったこと。確かに自分は先のことを考えていた」と、不用意な発言を悔やんだ。
それでもトンプソンは、チームが有利な状況に変わりはないとも主張する。「今夜の試合でシリーズを決めるつもりでいたけど、思っていた通りに事が進まない時もある。それでも僕らが有利な立場にいるのは変わらない。あと48分で彼らに勝ちたい。厄介な相手だけど、今度は自分たちがやるべきことをやる番だ」と続けた。
ウォリアーズはまだ余裕を持っていられるが、もしクリッパーズが第6戦にも勝って3勝3敗のイーブンになってしまったら、勝負がどちらに転がるかは分からない。
プレーオフでは、少しでも隙を見せた方が負ける。それをあらためて実感する一戦だった。
Live to fight another day.
? LAC 129 – GSW 121 pic.twitter.com/kf2zWacMOk
— LA Clippers (@LAClippers) 2019年4月25日