写真=Getty Images
「これは別れの挨拶ではない」
2018-19シーズンを最後に現役引退を発表したばかりのダーク・ノビツキーが、NBAキャリア21年を過ごしたダラスへの感謝の気持ちを、地元紙の一面広告という形で表した。
4月21日の『Dallas Morning News』に掲載された一面広告の内容は、以下の通り。
ダラスの皆さんへ
21シーズンを1つのチームで過ごした僕にとって、この街はホームだ。僕にとって、バスケットボールはスタッツよりも、記録よりも、賞よりも意味のあること。
僕たちは、共にNBAで優勝を成し遂げた。
ダラスに降り立った時から、この素晴らしいローラーコースターに乗車できた。皆さんに起こしてもらい、支えてもらい、プッシュしてもらったことで、より努力することができた。
本当にたくさんの思い出ばかり。それに、たくさんの物語もある。
それらは僕だけのものではない。それらは、僕たちのものだ。
これは別れの挨拶ではない。これは、心の底からマブスファンに感謝の気持ちを伝えるためのもの。ヴュルツブルク出身の子供だった自分を受け入れてくれた皆さんへの感謝の気持ちを示すためのもの。
これからプレーできなくなることを、寂しく思う。
しかし、皆さんと共に新たな章を始める日が待ちきれなくもある。
これからも感謝の気持ちを忘れず、ずっと皆さんのそばにいます。そして、僕は生涯ダラス・マーベリックを貫きます。
ダーク・ノビツキー