慶誠は初の決勝進出

12月27日、東京体育館(東京都渋谷区)にて『Softbank ウインターカップ2024』大会5日目が行われている。女子準決勝は京都精華学園(京都)、慶誠(熊本)が勝利し、明日の決勝に駒を進めた。

京都精華学園は初のベスト4進出で勢い付く精華女子に第1クォーターで19-27とビハインドを背負う。相手のパスが良く回り、4本の3ポイントシュートを許した結果だったが、その後はディフェンスの圧力を強めて精華女子のパスワークを遮断し、留学生の高さを生かした攻めで逆転に成功。精華女子は最後までプレーの強度を落とさず粘ったが、最後は京都精華学園が巧みな試合運びでリードを守り切った。ユサフ ボランレ アイシャットが28得点17リバウンドを記録している。

慶誠は高さと強さに加えてハンドリングも上手くて走れる『最強留学生』ロー・ジョバが序盤からその能力を発揮し、序盤から2桁のリードを奪う。大阪薫英女学院はそこからセンターの三輪美良々がジョバを相手に踏ん張り、3ポイントシュート7本成功を含む21得点を挙げた幡出麗実の活躍で追い上げ、第4クォーター残り7分で2点差と肉薄するも、慶誠はジョバだけでなく岸希のプレーメークから他の選手が攻める時間帯もあり、上手く変化を付けて大阪薫英女学院の追撃を断ち切った。ジョバは大阪薫英女学院の粘り強いプレーに対して安易にファウルせず、自分の身体能力を生かしながらチームメートも使い、40得点25リバウンド4アシスト5スティールの大暴れだった。

明日の決勝では京都精華学園と慶誠が対戦する。

◆女子準決勝(12月27日)試合結果
京都精華学園 72(19-27、25-16、15-14、13-13)70 精華女子
大阪薫英女学院 65(7-18、19-19、15-16、24-25)78 慶誠

◆女子決勝(12月28日)試合予定
11:00~ 京都精華学園 vs 慶誠