ジェームズ・ハーデン

写真=Getty Images

ジャズの対策も攻略「いろんなディフェンスを見てきた」

リーグトップクラスのオフェンスが武器のロケッツは、オールスターブレーク明けからディフェンスの改善にも取り組み、一定の成果を得てプレーオフに勝ち進んだ。

オールスターブレーク明けからレギュラーシーズン終了までの間、ロケッツ記録した100ポゼッションあたりの平均失点は、リーグ2位の105.2点。同じ期間でリーグ最少の数字を残したチームこそ、ファーストラウンドで激突するジャズ(104.8点)だった。

そのロケッツは、4月14日にホームで行われたジャズとのファーストラウンド第1戦で、ジャズのフィールドゴール成功率を39%(77本中30本)に封じることに成功。ロケッツのプレッシャーに動じたジャズは、ターンオーバーを18回も記録するなどミスが目立った。こうして第1戦はロケッツが122-90で快勝している。

ジェームズ・ハーデンは「今日のような守備、積極的なプレーをしないといけない。相手の得意なプレーを潰す。気持ち良くプレーさせるわけにはいかないんだ」と語った。

ジャズがハーデン対策を講じなかったわけではない。レフティーのハーデンを左に進ませないようにディフェンスしたが、その対策を破り29得点8リバウンド10アシストとトリプル・ダブル級の活躍で勝利に貢献。「いろんなタイプのディフェンスを見てきたからね」と、ハーデンは余裕のコメントを残した。

敗れたジャズは、第2戦に向けて修正すべき点が多い。特にミス連発でブレーキとなってしまったドノバン・ミッチェルは「まだ1試合だし、学ばないといけないけれど、ターンオーバー5回に、アシスト0はダメだよ」と、自戒の念を込めて語る。

「5回もターンオーバーを記録したら、それは自分に問題があるということ。自分を見つめ直して、対応方法を見つけないといけない」