「オリンピックの間にその話は何回もしたよ」
セルティックスとティンバーウルブズは昨シーズンに2度対戦し、いずれもオーバータイムにもつれた。昨年の現地11月6日の試合ではアンソニー・エドワーズが38得点9リバウンド7アシストの活躍でウルブズに勝利をもたらし、1月の再戦ではジェイソン・テイタムが45得点でリベンジに成功した。
昨年11月にウルブズが勝利した時は、東西カンファレンス1位同士の対戦で、セルティックスにシーズン初の黒星を付けたこともあり、感情的になっていたエドワーズはNETFLIXのカメラにこう言い放った。「テイタムはスイッチして僕を狙ってきたけど、2度とも止めてやった。『次も止めるぞ』と言ってやったよ。誰が最強かって話、みんな分かっちゃいないな!!」
これはNETFLIXの『Starting 5』エピソード2に出てくるシーンだ。エドワーズは向上心が強く、相手が強ければその炎は勢いを増す。それでいて常に試合を楽しみ、シーズンを通してNETFLIXのカメラに追われる中で、彼は常にしゃべり続けていた。チームメートに、相手選手に、レフェリーに、ジョークを言い、質問し、挑発し、トラッシュトークを仕掛ける。その中でもテイタムを口撃したこのシーンにはインパクトがあった。
現地11月24日、今シーズン最初のセルティックスvsウルブズで、2人は再び戦った。エドワーズは28得点9リバウンド7アシスト、テイタムは26得点8リバウンド4アシスト2スティールと個人の戦いは互角だったが、107-105で勝利したのはセルティックスだった。
試合後の会見でテイタムは、『Starting 5』での挑発を含めたエドワーズとの関係について質問されると「あいつは素晴らしい選手で、そしておしゃべりだ」と笑顔で答えた。「昨シーズンは2回対戦して1勝1敗だった。オリンピックも一緒だったから、夏の間にその話は何回もしたよ。今シーズンの対戦も楽しみだとずーっとしゃべっていた」
エドワーズの挑発についてテイタムは「いつもそんなクソみたいなことばかりお互いに言い合ってるからね」と全く気にしていない。そして、「僕はウルブズにかなり相性が良いんだ。彼らが僕を負かしたのはあの時が初めてだ」と、逆にエドワーズを挑発するようなことも話している。
「それも含めて彼との対戦は楽しいよ。ウルブズには才能ある選手がいてコーチングも上手い。近い将来、彼らとの対戦はもっと楽しくなるだろうね」