「相手から狙われる立場になるのは好きだ」

キャバリアーズは現地17日、ホームでのホーネッツ戦に128-114と圧勝。この結果、NBA史上4チーム目となる開幕15連勝を達成した。今回のキャバリアーズ以外でこの偉業を成し遂げたのは1949年のキャピトルズ、1994年のロケッツ、2016年のウォリアーズで、3チーム全て該当シーズンにNBAファイナルに進出している。

この試合、キャバリアーズはエースのドノバン・ミッチェルがコンディション調整で欠場。しかし、チームは第1クォーターに38得点を挙げるなど、最初からオフェンスが爆発し主導権を握る。ミッチェル欠場で先発出場のタイ・ジェロームが24得点8アシストを挙げると、ダリアス・ガーランドも25得点12アシストを記録。さらにエバン・モーブリーが23得点11リバウンド、ジャレット・アレンが21得点15リバウンドと、内外バランスの取れたオフェンスでホーネッツに付け入る隙を与えなかった。

ミッチェル不在の中、オフェンスの起点として大活躍のガーランドは、あらためて好調の秘訣としてチームの一体感を強調する。「このチームは15人ないし18人と、なんであれ全員が素晴らしいんだ。みんなが役割を受け入れ、勝ちたいと思っている。それが最も重要なことだ」と結束力に自信を見せる。

そして、今のキャバリアーズは、全員が勝利に貢献したいと高い意識を持てていると語った。「みんな毎日、良くなりたいと思っている。このグループは2年、3年前からお互いを助け合ってきた。そして今、全員が責任を担うことを心地よく感じている。今日の試合、僕はエバン(モーブリー)にブロックに行かないように言った。みんなに責任を持たせることは素晴らしい。そして互いに失敗したこと、良かったことを伝えていくことで僕たちは正しい方向に進んで成長していることがわかる。こういったコミュニケーションで僕たちはより良くなっていける」

次戦、キャバリアーズはアウェーに乗り込んで現在地区2位、11勝3敗のセルティックスと対戦。イースタンカンファレンスの首位対決として大きな注目を集める一戦に対し、ガーランドは「これまでと同じマインドセットで、勝ちにいくだけだよ」と特別視をしない。

ただ、同時に「相手から狙われる立場になるのは好きだ。それは優勝候補の1つと見られているからこそで、僕たちはこのチャレンジを受け入れている」と、相手が自分たちの初黒星をつけようとより高いモチベーションでくる状況を歓迎している。日本時間の明日、朝から始まるセルティックス戦に勝って無敗記録を継続できるのか見逃せない。