トニー・パーカー

写真=Getty Images

ホーネッツが再建に突入なら退団の可能性も

今シーズン初めてスパーズ以外のチームでプレーしたトニー・パーカーが、去就について言及した。

パーカーは、2018-19シーズン最終戦後の会見で「(来シーズンもチームに戻るかは)50%」と語った。昨シーズンまでスパーズに17年所属したパーカーは、出場機会と新たな挑戦を求め、昨年のオフにホーネッツと契約を結んだ。今シーズンはベンチ56試合に出場し、平均9.5得点、3.7アシストを記録。しかし、レギュラーシーズンのラスト13試合では、ヘッドコーチのジェームズ・ボーレゴの判断により起用されず、チームもプレーオフ進出を逃した。パーカーがプレーオフに出場しないシーズンは、今回が初めてのことだ。

仮にチームが再建段階に突入すれば、パーカーは退団する可能性も示唆している。「自分は、再建段階のチームでプレーしたくはない。少なくともプレーオフ進出を狙える環境でプレーしたい」と語ったパーカーが来シーズンもホーネッツでプレーするかどうかは、フリーエージェントになるケンバ・ウォーカーの去就次第になるだろう。

そのウォーカーは、会見で「(契約先を決める上での)最優先事項は勝てる環境」とコメント。パーカーは、ウォーカーの決断について、こう語った。

「ケンバにとって大事な決断になると思う。優勝したいのか、それとも少なくともプレーオフ進出レベルの競争力を持つチームでプレーしたいのか。簡単に決められることではないし、その答えを出せるのは彼だけ」

パーカーの結論は、少なくともウォーカーの去就が決まってからになりそうだ。