第24節の『BEST of TOUGH SHOT Weekly TOP5 presented by G-SHOCK』が発表された。選出された5つの得点シーンを振り返る。

第5位 ライアン・ロシター⇒田臥勇太(滋賀vs栃木)
リーグ最高レベルの連携を誇るホットラインは、田臥のパスからロシターが決めるのが定番だが、逆もまた機能する。田臥をタイトにマークする狩野祐介の一瞬の隙を突いて決めた、息の合ったバックドアプレー。フィニッシュも簡単に決めているように見えるが、キャッチからシュートまでの一連の動作を片手で行う高難易度のプレーだった。

第4位 細谷将司(大阪vs横浜)
細谷の高速レイアップがノミネート。一見すると普通の速攻に見えるが、高速ドリブルの中で自分をマークする相手だけでなく、味方とそのディフェンスの位置を確認し、自然なスクリーンが生まれるようなコースを選ぶことでイージーシュートに持ち込んでいる。またこれは細谷のディフェンスリバウンドからスタートした『コースト・トゥ・コースト』であることもポイントアップ。

第3位 ダニエル・ミラー(北海道vs新潟)
クリント・チャップマンのシュートを叩き落したミラーが一呼吸置く間もなく速攻に走り出す。2対2の状況に割って入る3人目の ミラーが決めたダンクシュート。2点ビハインドになるピンチを防ぎ、2点をもぎ取った4点分の価値があるビッグプレー。

第2位 西川貴之(北海道vs新潟)
3位に続いて北海道からの選出。第4クォーター残り21秒、3点ビハインドの場面。ミラーのスクリーンで佐藤公威からダバンテ・ガードナーにディフェンスをスイッチさせシュートスペースを作って沈めた遠距離3ポイントシュート。このシュートで同点に追い付き、延長戦へ持ち込んだ時点で勢いは完全に北海道。結果、接戦をモノにした。

第1位 ディアンテ・ギャレット(渋谷vsA東京)
同点で迎えた第4クォーター残り7秒の場面。A東京は最後のオフェンスをギャレットに託し、反撃の機会を与えないため時間をフルに使う。ジェフ・エアーズのスクリーンでアキ・チェンバースからロバート・サクレにマークをスイッチさせ、フットワークのミスマッチを作り出す。 ここからは『元NBA』同士の1on1。レッグスルーのドリブルでゆっくりと進み出し、左から右へのクロスオーバードリブルで揺さぶりをかけるが、本命はその次に繰り出した右から左へのクロスオーバードリブル。ここでわずかなズレを作り、ステップバックしたことで、サクレが伸ばした左手は届かず。放たれたボールは終了のブザーと同時にリングへ吸い込まれた。