カーHC「深刻なダメージはない」と長期離脱の心配はない模様
ウォリアーズのステフィン・カリーは現地27日のクリッパーズ戦で左足首をひねって負傷退場。左脚の筋肉の張りによって少なくとも2試合を欠場し、現地11月1日に再検査を行う予定となっていることがわかった。
現段階でわかっているカリーの状況によって、スティーブ・カーヘッドコーチは「MRI検査の結果はポジティブだった。大切なのは深刻なダメージはなかったことだ」と明かし、長期離脱は避けられる見通しだ。ただ、一方で具体的な復帰時期は不透明なままだ。
ウォリアーズは開幕戦でトレイルブレイザーズに140-104、2試合目もジャズに127-86と圧勝し、幸先良いスタートを切った。しかし、クリッパーズ戦は104-112で敗れ、絶対的なエースが離脱。さらに新戦力のディアンソニー・メルトンも背中の痛みで次戦のペリカンズ戦を欠場予定だ。
今シーズン、ここまでウォリアーズは、タイムシェアを重視した選手起用を行なっている。過去3試合を見るとトレイルブレイザーズ戦では12人が14分以上、ジャズ戦は12人が12分半以上、クリッパーズ戦も12人が13分半以上にわたってプレーしている。
だが、カリーに加え、メルトンも欠場となることで、残った主力選手たちの負担増は避けられない。ステップアップが求められる若手ブランディン・ポジェムスキーは、「オフシーズンの間、毎試合を35分から40分プレーできるようにトレーニングしてきた。だから準備はできている」と意気込みを語り、さらにチームメートへの信頼を続ける。
「バディ(ヒールド)も同じ気持ちだ。彼は速くてエナジーあふれる選手であり、調子が良い。スティーブ(カーヘッドコーチ)が僕とバディを頼りにしてくれることはわかっている」
そして、カリー不在の中、オフェンスを引っ張っていく存在として、奮起が求められるのはジョナサン・クミンガだ。まだ、3試合を終えただけとはいえ先発起用の中、ここまで平均8.0得点、フィールドゴール33.3%と、いきなり出だしでつまずいてしまっている。カリーが重傷でなかったのは朗報だが、ここからの数試合でウォリアーズの若手たちは、エース不在という危機を救えるだろうか。