写真=Getty Images

もはやウォリアーズ戦に欠かせない非公認マスコットに

ケビン・デュラントに対する反感感情が和らぐには、今しばらくの時間が必要のようだ。

3月20日にチェサピーク・エナジー・アリーナで行なわれたサンダー戦。ケガで試合には出なかったデュラントだったが、遠征には帯同し、ベンチから試合を眺めた。初の凱旋となった2月11日と同様、大きなブーイングで迎えられた。

先月の試合ではデュラントを『腰抜け』と揶揄する意味の『カップケーキ』Tシャツを着たファンの姿が目立ったのだが、今回は2度目ということ、デュラントがプレーしないこともあって、敵意は半減。そんな中で目立ったのが、ウォリアーズ戦限定で登場する『マスコット』だ。

初お目見えとなった先月の試合では、多くのファンから記念撮影を頼まれるなど、『カップケーキちゃん』はすぐに大人気に。今回の試合でも当然のように会場に姿を現した。

今回はひざをケガしているデュラントに合わせ、本人と同じ左足をケガしているという設定で松葉杖を持って登場。ファンの笑いを誘う姿を、『Ball Don't Lie』ライターのダン・デバインがTwitterに投稿している。

『NewsOK』によれば、この『カップケーキちゃん』の中はリリー・アイリッシュちゃん(9歳)。被り物は父親がインターネット上で探して購入したもので、当初は父親がデュラントの凱旋試合で着用するはずだったという。しかし、9歳の娘がコスチュームを気に入ってしまい、取られてしまったそうだ。

デュラントにとっては苦笑するしかない『カップケーキちゃん』だが、今後もオクラホマシティでのウォリアーズ戦を彩る存在として登場してくれるだろう。デュラントを『腰抜け』と揶揄する意味の『カップケーキ』だが、愛嬌に満ちたこのマスコットは意外にもサンダーファンの悪感情を溶かす存在になるのかもしれない。