ザイオン、マレー、ジョーンズに次ぐ4人目の長期契約に
ペリカンズとトレイ・マーフィー三世がルーキー契約からの延長に合意したと、NBAインサイダーのマーク・スタイン記者が報じた。内容は4年総額1億1200万ドル(約170億円)と見られている。
24歳のマーフィー三世は、2021年のドラフト1巡全体17位でグリズリーズに指名されたが、直後にペリカンズへトレード。1年目は62試合出場で平均13.9分、5.4得点、2.4リバウンドに留まったが、2年目は79試合出場、平均31.0分の14.5得点、3.6リバウンドと主力待遇へとステップアップを遂げた。
3年目の昨シーズンは、57試合出場で平均29.6分、14.8得点、4.9リバウンドを記録。また、スイープ負けを喫したサンダーとのプレーオフ・ファーストラウンドでは4試合出場で平均42.0分、11.5得点、6.5リバウンドとフル稼働していた。
マーフィー三世はボールタッチが少なくてもオフェンスで持ち味を発揮することができ、ザイオン・ウィリアムソンを筆頭としたエース格ともうまく共存できる。3ポイントシュート成功率はキャリア通算39.2%と高確率。ディフェンスの評価も年々高まっており、3&Dとして存在感を発揮しつつある。
今回の契約延長により、ペリカンズが2026-27シーズン以降も契約下に置く主力選手はエースのザイオン、オフにトレードで獲得したデジャンテ・マレー、ハーバート・ジョーンズに次いで4人目となる。一方、中心選手でトレードの噂が出ているブランドン・イングラムは今シーズンが契約最終年、CJ・マッカラムは残り2年の契約となっている。ここ数年、チームを支えていた2人の去就の行方には、シーズンに入っても引き続き注目が集まる。
なおマーフィー三世は、練習中にハムストリングを負傷して戦線離脱中で、シーズン開幕には間に合わない模様。一刻も早く、戦線復帰することが期待されている。