ジェイレン・マクダニエルズをトレードで放出し、ロスター枠に空きを作る
キングスのディアロン・フォックスが今年中の契約延長を行わない方針だと、『ESPN』のシャムス・カラニアが伝えている。
2017年ドラフト全体5位指名でキングスに加入したフォックスは、1年目から主力を務め3年目の2019-20シーズンから5年連続で平均20得点以上をマーク。昨シーズンは、74試合出場で自己ベストの平均26.6得点、2.0スティールを記録したチームの大黒柱だ。
現在のフォックスの契約は、2020年に結んだ5年1億6300万ドル(約240億円)で、2025-26シーズン終了後にフリーエージェントとなる。今年中に3年総額1億6500万ドル(約245億円)の契約延長を行える資格を得ていたが、ここで契約延長を見送ることで、来夏には4年総額2億2900万ドル(約340億円)、オールNBAチームに選出されれば5年総額3億4500万ドル(約515億円)のスーパーマックス契約を結ぶことができる。
選手にとって、より多くの金額を獲得できるチャンスがあれば、それをつかみ取りにいくのは当然だろう。フォックスもキングスを優勝争いに絡むチームへと成長させ、自身がスーパーマックス契約を結ぶ権利を得られる結果を残そうとモチベーションを高めているはずだ。
また、『ESPN』はキングスが6月にトレードでラプターズから獲得していたジェイレン・マクダニエルズをトレードでスパーズに放出したとも報じている。キングスは他に2031年ドラフト2巡指名権と金銭を譲渡し、トップ55がプロテクトされる2025年2巡指名権を得る模様だ。
26歳のマクダニエルズは昨シーズンに50試合に出場したが、平均10.8分のプレータイムで3.4得点、1.6アシストとキャリアワーストの成績に終わっていた。なお、スパーズはマクダニエルズを放出すると見られている。
このトレードで、キングスはロスター枠に空きを1つ作ることができた。シーズン開幕までに新戦力を補強するのか。それとも、2ウェイ契約選手を本契約へと切り替えるのか。今後も何らかの動きを起こしそうだ。