ジョーダン・グッドウィン

主力を担ったグリズリーズで10.0得点、4.5アシストとキャリアハイの数字を残す

レイカーズがジョーダン・グッドウィンとトレーニングキャンプ契約を結んだ。

グッドウィンはNBAキャリア3年のコンボガード。2021-22シーズンにウィザーズでキャリアをスタートすると、初年度は出場機会に恵まれなかったが、続く2022-23シーズンは62試合中7試合で先発を務め、平均17.8分のプレータイムで6.6得点、3.3リバウンド、2.7アシストを記録するなどローテーション入りした。今シーズンをサンズで迎えたものの、2月の3チーム間トレードでネッツへ移籍し、その後グリズリーズへ加入。故障者の多いグリズリーズでは主力を務め、平均29.2分のプレータイムで10.0得点、8.0リバウンド、4.5アシストとキャリアハイの数字を残した。

レイカーズはさらなるロスター強化に向けて動いているが、アレックス・ファッジと契約した翌日に彼をウェイブするなど、迷走している。さらに、かかとのケガにより今年2月以降の試合を全休したジャレッド・バンダービルトのコンディションが万全ではなく、トレーニングキャンプの序盤を欠席する可能性がある。

昨シーズンのレイカーズはプレーオフに進出したものの、ナゲッツに1勝4敗で敗れファーストラウンドで早々に姿を消した。レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスのデュオは健在だが、優勝を狙うための戦力は十分ではなく、特に3&Dプレーヤーが不足している。オースティン・リーブスとディアンジェロ・ラッセルはシューターとして機能しているが、ディフェンスに弱点を抱え、先述のバンダービルトはディフェンス面は申し分ないが、キャリア8年の3ポイントシュート成功率は29.0%とノンシューターだ。

グッドウィンもキャリア4年の3ポイントシュート成功率は30.8%と決して高くはないが、対人ディフェンスに優れ、攻守でハッスルできる彼の存在は、バンダービルトの健康面に不安がある状況で心強いだろう。ただ、レイカーズのロスターは2ウェイ契約の3枠を含めてすべて埋まっているため、もしグッドウィンと2ウェイ契約を結ぶ場合、少なくとも1人の選手をカットしなければならない。レイカーズはどんな判断を下すか。