フランス代表として2024年のユーロバスケット予選にも出場
横浜ビー・コルセアーズがダミアン・イングリスの獲得を発表した。
フランス出身のイングリスは204cm112kgのパワーフォワード兼センター。2013-14シーズンにフランスでキャリアをスタートさせると、翌年にバックスからドラフト31位で指名された。NBAでは20試合に出場と定着できず、2017年からはヨーロッパに戻り、フランス、イタリア、スペインのトップリーグでプレーした。2019-20シーズンには横浜BCの新ヘッドコーチを務めるラッシ・トゥオビ氏がアシスタントコーチを務めていたSIG Strasbourg(フランス/Jeep ELITE ProA)に所属し1シーズンを共に戦った。2021年にAS Monaco Basket(フランス/Jeep ELITE ProA)で、2023年にはCB Gran Canaria(スペイン/Liga ACB)でEuroCup優勝に貢献。昨シーズンは、スペインのValencia BCに所属し、Liga ACBとユーロリーグの合計68試合に出場して平均7.8得点、4.9リバウンド、1.9アシストを記録した。
イングリスはクラブのリリースで以下のコメントを発表している。「私にこのファミリーの一員となる機会を与えてくれた横浜ビー・コルセアーズの関係者の皆さんとコーチングスタッフに感謝したいと思います。日本や日本の人々、そして日本の文化について良いことをたくさん聞いてきましたので、日本に行けることにとても興奮しています。素晴らしいシーズンになるよう全力を尽くし、横浜のファン・ブースターの皆さんの前でプレー出来ることを楽しみにしています。ぜひ応援に来てください。また近いうちにお会いしましょう!」
また、横浜BCはアキル・ミッチェルとの契約を、双方合意の上で解除したことも発表している。ミッチェルは206cm106kgのパワーフォワード兼センターで、昨シーズンは中国リーグでプレーしていたビッグマン。7月5日に選手契約を締結したものの、ミッチェル本人から契約破棄の申し入れがあり、それを受け入れたという。
白井英介代表取締役兼GMは今回の契約解除について以下のように説明している。「ミッチェル選手とは2024年7月5日に横浜ビー・コルセアーズとの選手契約締結を発表させていただきました。彼自身はプエルトリコリーグで戦いを続けていましたが、その中でもラッシ・トゥオビヘッドコーチをはじめチームともコミュニケーションをとりながら、新たなシーズンへ向けたビザの手配や合流時期の調整等の準備を行っておりました。そんな最中、2024年8月8日にミッチェル選手本人より、契約を破棄したい旨の申し入れがありました」
「ロスターが揃い、いよいよ本格的なチーム作りを始めていこうとしていた最中での突然の申し出に我々も困惑しましたが、チーム内に混乱をきたさないために、選手の代理人を通じて慎重に話し合いを進めてまいりました。同時にラッシ・トゥオビヘッドコーチとも協議し、最終的には選手本人の申し出を受け入れ、双方合意のもと契約を解除することとなりました。契約に関して、8月中旬には解除の方向で双方合意がなされていたものの、新たな外国籍選手のリクルーティング状況とプエルトリコリーグのプレーオフを戦っていたミッチェル選手の状況に配慮し、このタイミングでの発表となりましたことをお詫び申し上げます」