最後までアメリカを追い詰めるもノックアウト負け
3×3 U18女子日本代表がデブレツェン(ハンガリー)で行われた『3×3 U18ワールドカップ』を本大会過去最高となる2位で終えた。
日本はグループリーグを3連勝で突破すると、メキシコとの準々決勝も14-9で勝利。ドイツとの準決勝は死闘となり、試合終了間際に曽根妃芽香がドライブで得点し、延長に持ち込んだ。そして、オーバータイムに再び曽根が2ポイントシュートを射抜いて、20-18で制した。
アメリカとの決勝戦は、高さとフィジカルもあるインサイドプレーに終始苦戦するも、東が6連続得点を挙げて逆転するなど一進一退の攻防が最後まで続いた。残り5分を切った場面では東と曽根が連続で2ポイントシュートを沈め17-15と優位に立ったが、慌てないアメリカにゴール下で3連続得点を許してしまう。残り3分半に再び曽根がステップバックツーを沈めて19-18と逆転したが、すぐに追いつかれると、最後はオフェンスリバウンドからマークが甘くなった隙に2ポイントシュートを射抜かれ、19-21でノックアウト負けとなった。
終始高さで苦戦した日本だったが、高確率な2ポイントシュートと高速ドライブなど、高度なスキルで接戦を演じた。優勝したアメリカは7試合中6試合がノックアウト勝利で、準々決勝のスペイン戦(6点差)以外の試合はすべて10点差以上での勝利と、頭一つ抜き出ていた。日本はそんなアメリカを最後まで追い詰めた唯一のチームとなり、価値のある銀メダル獲得となった。
大会結果
グループリーグ
日本 21-12 インド
日本 21-3 キルギスタン
日本 21-13 中国
準々決勝
日本 14-9 メキシコ
準決勝
日本 20-18 ドイツ
決勝
日本 19-21 アメリカ
出場選手
東小姫 (F/177cm/18歳/白鷗大学)
曽根妃芽香 (G/159cm/18歳/拓殖大学)
鈴木花音 (G/174cm/18歳/筑波大学)
阿部友愛 (F/175cm/17歳/聖和学園高校)