アンソニー・エドワーズ

デュラントはエドワーズを「ベイビーG.O.A.T」と絶賛

パリ五輪でアメリカ代表の金メダル獲得に貢献したケビン・デュラントとアンソニー・エドワーズが先日、ニューヨークで開催されたスポーツグッズの制作、販売、ECサイトの運営などを手掛ける『Fanatics』社のイベントに出席。元NBA選手のジェイレン・ローズがホスト役を務めたトークショーに登場した。

エドワーズは昨シーズンにティンバーウルブズのエースとして1試合平均25.9得点、5.4リバウンド、5.1アシストを記録し、チームを2004年以来のカンファレンス決勝へと導いた。8月5日に23歳になったばかりで、NBAの次代を担う若きスーパースターだ。

エドワーズにとって、35歳のデュラントは子どもの頃からのあこがれの選手。だからこそ、彼にとってパリ五輪でデュラントと一緒にチームで戦えたのは貴重な体験となった。ただ、昨シーズンのプレーオフ1回戦での出来事に関しては、少し後ろめたい気持ちがあったという。

ウルブズはプレーオフファーストラウンドでデュラントを擁するサンズと対戦。エドワーズは40得点オーバーの試合もあるなど、シリーズ4試合で平均31.0得点、3ポイントシュート成功率43.8%、8.0リバウンド、6.3アシストと圧巻のパフォーマンスを見せ、サンズをスウィープした。そして、結果的にデュラントのシーズンを早々に終わらせたことについて、このように語った。「嘘をつくつもりはなく、少し申し訳ない気持ちがあった。何故なら彼は、僕にとってこれまでで1番好きな選手だからね。あのような形で彼のシーズンを終わらせたくはなかった」

エドワーズの「申し訳なかった」というコメントは、もちろんデュラントへの敬意から出た言葉だ。デュラントはトークショーで、エドワーズのことを「ベイビーG.O.A.T(史上最高を意味するGreatest Of All Timeの頭文字をとった言葉)」と表現しただけに、彼のことを認めている。しかし、デュラントからしてみれば、一回り年下の選手に気を遣われてしまったことは悔しい出来事だろう。もし来シーズンのポストシーズンで両者が再び激突することになった際、この発言は大きく取り上げられるかもしれない。