リッキー・ルビオ

写真=Getty Images

「世の中をより良いものに変えたい」

ジャズの司令塔リッキー・ルビオは、母親が2016年に肺ガンで亡くなって以来、ガンに関連する活動に積極的に協力している。肺ガンに関する活動を行う財団と共同で、母親の名前をつけた基金を創設し、ジャズとも共同でガン根絶に向けた運動にも力を入れている。

そして3月20日、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われたニックス戦に、ガンと戦うスペインの少年と家族を招待した。

ルカ君という少年からの手紙を読んだルビオは、笑顔で彼を抱き寄せ、言葉をかけた。試合前のウォームアップにも参加させてサポート役を頼むと、ルカ君の前で12得点9アシストを記録し、137-116での勝利に貢献した。

ロールモデルとしての活動を続けるルビオは、2017年に『Deseret News』にこんなことを語っていた。

「もし生涯をかけてやりたいことがあるとしたら、それは、世の中をより良いものに変えること。その方法の一つは、子供たちに楽しんでもらいながら、人生において大切なことを教えること」

この日の経験は、ルカ君と彼の家族にとって一生の思い出になっただろう。ルビオが何よりも望んでいるのは、ルカ君がガンとの闘いに勝利することだ。