ルー・ウィリアムズ「4年目での台頭は遅咲きではない」
ネッツのディアンジェロ・ラッセルは、3月19日のキングス戦の第4クォーターだけで27得点、試合を通じてキャリアハイとなる44得点の大活躍を見せ、球団史上最大となる28点差からの大逆転勝利にチームを導いた。
キングス戦での見事なパフォーマンスも去ることながら、今シーズンのラッセルは成長著しい選手の一人として知られ、キャリア初のオールスター選出も果たした。そして、1年でもっとも成長した選手に送られるMIP賞候補に挙げられても不思議ではないパフォーマンスを、連日のように続けている。
レイカーズでは花咲くことなく2017年のオフにネッツにトレードされたが、元チームメートであるルー・ウィリアムズは、ラッセルを遅咲きの選手とは見ていない。
3月17日のネッツ戦後、ウィリアムズは「彼は遅咲きではないよ。最近では、リーグでプレーするようになって即活躍することを期待されているみたいだけれどね。彼は4年目で、オールスターにも選出された。自分から言わせれば、それは早い。それだけの機会を掴めない選手はたくさんいるんだからね」とコメント。「彼はネッツを引っ張るという素晴らしい仕事をこなしている。レイカーズでは上手く機能しなかったのかもしれないけれど、ブルックリンが彼のホームになったようだね。幸せで、自由に彼のプレーができている。遅咲きなんかじゃない。順調にきているよ」と、続けた。
ネッツでラッセルを指導するようになったヘッドコーチのケニー・アトキンソンも、彼の成長を称える一人。クリッパーズ戦前には「1、2年目から活躍する選手は、そうはいない。私が考えるプロセスは、3、4年目での台頭だ。彼の成長は非常に高く評価されていると思う。だが、適切な時期に見られる成長だ。非常に成熟している。たしかにチームに来てから大きな機会を得た。私も、最初から彼にボールを預けている。ただ、繰り返しになるが、彼は継続して成長
しているんだ」と、語った。
先月23歳になったばかりのラッセルは、スター選手への階段を登り始めたばかり。ネッツはピストンズと東カンファレンスの6位を争っている最中だが、この調子なら4年ぶりのプレーオフ進出は固いだろう。ネッツ、そしてラッセルにとって、今シーズンは大きな分岐点となるかもしれない。