エルフリッド・ペイトン

写真=Getty Images

ノビツキーの大記録の影に隠れながらも偉業を達成

マーベリックスのダーク・ノビツキーが通算得点でウィルト・チェンバレンを抜いて歴代6位に浮上した試合で、ペリカンズのエルフリッド・ペイトンもNBA史上5人目となる快挙を達成した。

ペイトンは、オーバータイムの末に129-125でペリカンズが勝利した同試合で、19得点10リバウンド11アシストを記録してトリプル・ダブルを達成し、史上5人目となる5試合連続トリプル・ダブルを成し遂げた。

過去に5試合連続でトリプル・ダブルという離れ業をやってのけた選手は、チェンバレン(2回)、マイケル・ジョーダン、オスカー・ロバートソン(3回)、ラッセル・ウェストブルック(4回)、そしてペイトンしかいない。

ペリカンズの指揮官アルビン・ジェントリーは「ポイントガードの選手が、毎試合のようにリバウンドで二桁を記録するのは大変なこと」と、ペイトンを称賛した。

「しかもウェストブルックと同列で語られれば、気分も良いに決まっている。それにオスカー・ロバートソンとも同列で語られれば、また次元が違う話になる」

マジック、サンズ時代には独特な髪型ばかり注目されることが多かったペイトンは、昨シーズン終了後に髪をバッサリ切ってイメージチェンジ。昨年のオフに故郷ルイジアナ州の球団と1年契約を結んだ。

今シーズンのトリプル・ダブル回数は6回になり、クリス・ポールと並び年間トリプル・ダブル回数で球団記録に並んだ。この調子を維持できれば、シーズン終了までに新記録を樹立できるかもしれない。そして、今年のオフにペリカンズから再契約の打診、あるいはポイントガードを欲する球団から好条件のオファーが届く可能性もある。