ダヌエル・ハウスJr.

写真=Getty Images

「母が自分に『決めるのよ!』と叫んでいたから」と母に感謝

ダヌエル・ハウスJr.は、昨年12月にロケッツと2ウェイ契約を結び、先日、晴れて今シーズン終了までの本契約を勝ち取った。そして3月15日にホームで行われたサンズとの一戦で、決勝3ポイントシュートを決めて勝利に貢献した。

ハウスJr.は、サンズ戦で8本中4本の3ポイントシュートを含む18得点を記録。わずか2点のリード(102-100)で迎えた第4クォーター残り55秒、ジェームズ・ハーデンから右ウィング付近でパスを呼び込んでロングシュートを成功させ、粘るサンズにトドメを刺した。

試合後、ハウスJr.は、決勝点を決められたのは母親のおかげと語った。「母が自分に『決めるのよ!』と叫んでいたから、しっかりフォロースルーまでやったよ」と、笑顔でコメント。また「母は『ボリュームシューター(好不調の波が激しいシューター)じゃなくて、シュートメーカーになりなさい! 』ともシャウトしていたね」と、続けた。

NBAでの出場は1月14日以来だったが、ハウスJr.はGリーグのリオグランデバレー・バイパーズで今シーズン18試合に出場し、チームハイの平均20.7得点、4.6リバウンド、3.8アシスト、1.3スティール、3ポイントシュート成功数2.8本というスタッツを残し、チャンスを待った。

本契約を勝ち取り、NBAでおそよ2カ月ぶりの試合で先発に抜擢されたハウスJr.は「コーチが自分を信頼してくれたから、がっかりさせたくなかった」と語った。

今シーズンの3ポイントシュート成功率は39.8%と高く、今後も勝負強さを発揮し続けられれば、複数年契約を勝ち取れるかもしれない。