シャックの息子シャリーフは16歳、名門校が注目するパワーフォワード。

今年のバスケットボール殿堂入りが決まった元NBAトッププレーヤーのシャキール・オニールには、16歳の息子がいる。すでに203センチという父親譲りの体躯を誇るシャリーフ・オニールが、この夏、現役を引退したばかりのコービー・ブライアントと練習するプランがあることを明かした。

ロサンゼルスのウィンドワード高でパワーフォワードとしてプレーするシャリーフは、将来有望なバスケットボール選手を評価する『Scout Hoops』で5段階中4と評価されている。インサイドでアンストッパブルな存在だった父親とは異なり、息子は器用にドリブル、シュート、パワープレーもこなす万能タイプで、すでにUCLA、カンザス大など名門校から勧誘されているそうだ。

そのシャリーフは、今年の2月にトロントで開催されたオールスター期間中、コービーから一緒に練習する上で必要なことをアドバイスされたと語った。

「コービーとはたまに話をしている。ひょっとしたら、近いうちに彼と練習を始めるかもしれない。トロントで会った時、一緒に練習するのに必要なことを教えてくれた。今年の夏から一緒に練習するかもね。ワン・オン・ワンで対決できるなら、勝てるように頑張るよ」

シャックとコービーは、2000年からのレイカーズ3連覇達成に大きく貢献したが、プレーに対する姿勢や考えの違いから不仲となり、最終的に2004年にシャックがヒートに移籍することでコンビを解消。だが、その後2人は和解している。今では普段から連絡を取り合うほどで、シャックはコービーの引退試合にも駆けつけ、元パートナーの輝かしいキャリアを称えた。

気の早い話ではあるものの、コービーが指導するならば、最強センターのDNAを受け継ぐシャリーフが、NBAの舞台で活躍する日が来るのではないか、と期待してしまう。