男子日本代表

河村のゲームメークが冴えわたり、危なげない試合運びで初戦のリベンジ

バスケットボール男子日本代表が韓国代表と国際強化試合第2戦を行った。

日本の先発は河村勇輝、比江島慎、吉井裕鷹、ジョシュ・ホーキンソン、渡邉飛勇の5人。日本は渡邉を起点にオフェンスを展開し、その渡邊が5連続得点を挙げて期待に応える。そしてセカンドユニットになると当落線上にいる選手たちが存在感を見せた。ジェイコブス晶はチップアウトでセカンドチャンスを演出し、さらにドライブから豪快なダンクを叩き込む。テーブス海はキックアウトでジョシュ・ホーキンソンの3ポイントシュートをお膳立てすれば、ピンポイントパスで川真田紘也のダンクをアシストした。川真田はバスケット・カウントを誘われたシーンもあったが、ブロックショットも決めてミスを帳消しにした。良いプレーが多く見られたが、シュートチェックが甘く、積極的に放つ3ポイントシュートを止められずに19-22で第1クォーターを終えた。

第2クォーターに入っても、韓国の3ポイントシュートを止められず追いかける展開が続く。それでも、河村がピック&ロールからズレを作り、ディフェンスを2人以上ひきつけることでイージーシュートを連続でアシストし追い上げを開始。河村のキックアウトからジェイコブスがコーナースリーを沈め、さらに川真田がオフェンスリバウンドから3点プレーを完成させて1点差に迫る。そして、勢いに乗った日本は再び河村のクリエイトから吉井がゴール下を決めて逆転に成功し43-39で試合を折り返した。

後半に入っても、河村が試合を支配した日本が先行する。ディフェンスを引き付けてホーキンソン、吉井のシュートをアシストすれば、自らも3ポイントシュートを連続で沈めてリードを2桁に乗せた。河村がベンチに退いても、ハンドラーを受け継いだ比江島がホーキンソンのダンクをお膳立てするなど、セカンドユニットになっても得点ペースが落ちない。ファウルが込み、フリースローで繋がれ、1桁差に詰められたシーンもあったが、富樫が要所を締め、68-57で最終クォーターへ突入した。

その後も、フィニッシャーとなったホーキンソンがペイントエリアのシュートを高確率で沈めていった日本が2桁前後のリードを保った。終盤に連続で3ポイントシュートを決められ、6点差まで迫られたたが、絶好調のホーキンソンが連携から連続得点を挙げて試合を決定付け、最終スコア88-80で勝利した。