カズンズ「やるべきことは分かっているから大丈夫」
2016-17シーズン後半戦最大の注目ポイントは、ウォリアーズが西カンファレンスのトップシードを獲得できるかどうかではない。アンソニー・デイビスとデマーカス・カズンズのデュオ結成によるペリカンズの『ツインタワー』がチームにどのような影響をもたらすかだ。
NBAオールスター2017直後にキングスとペリカンズの間で成立した大型トレードにより、それまで西カンファレンス11位と地味な立ち位置に甘んじていたペリカンズが突如として『リーグの主役』へと躍り出た。
カズンズは2月23日のロケッツ戦でデビューを飾り、27得点14リバウンド5アシスト5スティール4ブロックの大暴れ。相棒のデイビスも29得点9リバウンドを記録したが、試合はロケッツが格の違いを見せつけ129-99と圧勝した。
『Boogie』(カズンズの愛称)にとって理想的なデビューとはならなかったが、試合後「チームを作るには時間がかかる。でも、ポテンシャルの高さは感じている。やるべきことは分かっているから大丈夫」と話している。
デュラント「きっと面白いシリーズになるだろうね」
このデュオが秘める破壊力について、ウォリアーズのケビン・デュラントは『SF Chronicle』に、「レジェンド級になる」と語った。
「カズはトレードされるなんて思ってもいなかっただろうね。だけど、ペリカンズは素晴らしい選手を獲得した。このデュオはすごく機能すると僕は見ているよ」
プレーオフ1回戦で対戦する可能性があるライバルチームのことながら、デュラントはアメリカ代表で一緒に戦ったカズンズとデイビスの双方にとって良い環境になったことを喜んでいる。
「周囲に求められている環境をカズが手にできたのは良いこと。それにデイビスにとっても、一緒に道を切り開いてくれるパートナーの存在は心強いはず。プレーオフ1回戦で対戦することになったらきっと面白いシリーズになるだろうね」