ビンス・カーター

写真=Getty Images

「あと1年、現役を続けられる気がしている」

ホークスで若手とともにプレーしている21年目のビンス・カーターが、2019-20シーズンも現役を続ける意思があることを明かした。

カーターは、『ESPN』の番組に出演した際、「あと1年、現役を続けられる気がしているんだ」とコメント。「普段なら、シーズンが終わってから身体の状態を確認して、それから考える。それに、電話が鳴ったり、チームが自分に関心を示してくれれば、もちろんうれしい」と、続けた。

優勝リングを獲得するため、出場時間を削ってでも強豪と契約するベテランが少ない中、彼が再建中のホークスと契約した理由は、プレータイムを得るためだった。今シーズンは61試合(先発8試合)に出場し、平均16.6分のプレーで7.1得点、2.5リバウンドを記録。全盛期から衰えが見られるとはいえ、今でも時折ダンクを決め、会場を湧かせている。また、第4オーバータイムまでもつれた3月1日のブルズ戦では、42歳で45分もプレーし、周囲を驚かせた。そして今シーズンはキャリアベストの3ポイントシュート成功率(40.9%)を記録するなど、21年目にして新境地を開拓しつつある。

先日、同期のダーク・ノビツキー(マーベリックス)も、あと1年現役を続ける可能性を示唆したばかり。あと1年だけ、バスケットボール愛に溢れる1998年組(カーターは5位、ノビツキーは9位指名)の2人が、コートでプレーする姿が見られるかもしれない。