「ドライブした時のチャンスをもっと生かせなかったことに少しがっかりしている」
マーベリックスはセルティックスとのファイナル第2戦に98-105で惜敗。シリーズ連敗スタートで早くも崖っぷちへと追い込まれた。
89-107で敗れた初戦と同様、マーベリックスの主な敗因はオフェンスが沈黙だ。大黒柱のルカ・ドンチッチは2試合ともに30得点以上をマーク。第2戦は32得点11リバウンド11アシストのトリプル・ダブルに4スティールと大暴れだったが、8ターンオーバー、フリースロー8本中4本成功のみといったネガティブな要素について言及した。
「僕のターンオーバー、フリースローの失敗で試合に負けてしまった。この2つについて、もっとうまくやらないといけない。そして最終的には、試合に勝つためにはシュートを決めないといけないんだ」
こう自身を責めるドンチッチだが、責任を感じているのは他の選手も同じだ。ドンチッチと2大エースの役割を担っているカイリー・アービングは試合後の経験で「彼は一人ではない。そのことを伝えるつもりだよ。彼は感情を爆発させ、もっと良いプレーができると感じている。それは僕も同じだ」と語ると、自身のプレーについてもこう反省している。
「僕は、敗戦の責任を負わないといけない。この2試合は僕にとってベストなプレーではなかった。多くのシュートはリングの後ろに当たってしまった。苛立つこともあるけど、これもバスケットボールの一部だ。こういったアップダウンを受け入れないといけない。これがシリーズを戦う上で最もタフなチャレンジとなる。特にファイナルでは良いプレーをしたい」
さらにアービングは、自分の改善すべき点について次のように話した。「ドライブした時のチャンスをもっと生かせなかったことに少しがっかりしている。(守備に定評のある)ドリュー・ホリデーが主にマークについていて、ジェイレン・ブラウンも何度かマッチアップしてきた。ただ、ある状況においては自分が有利に立っていると感じている」
この2試合、アービングの得点は初戦で12得点、2試合目も16得点にとどまった。フィールドゴール成功率は35.1%で、3ポイントシュートは2試合合計で8本全て失敗に終わっている。
振り返れば、ティンバーウルブズとのカンファレンスファイナルで、アービングは5試合で平均27.0得点、フィールドゴール49.0%と見事な活躍だった。ドンチッチの負担を軽減させるためにも、第3戦はアービングの本領発揮が欠かせない。