38年ぶりの年間60勝も可能な陣容に
スパーズを退団したパウ・ガソルが、噂された通りバックスと契約を結んだ。
チームが契約発表後、ガソルはTwitterに新天地での意気込みを綴った。
「素晴らしいバックスという球団で、NBAでの新たな章を始められることに興奮している。このチャレンジを楽しみにしている。僕の目標はいつもと変わらない。チームに貢献し、ミルウォーキーに優勝をもたらすことだ」
Thrilled to begin this new chapter in my @NBA journey with the great @Bucks. I look forward to the challenge. My goal, as always, will be to add value to the team and help deliver a championship to Milwaukee. #FearTheDeer pic.twitter.com/Ae6O3aeXEV
— Pau Gasol (@paugasol) 2019年3月3日
バックスがカンファレンス1位を走り続けていられる最大の要因の一つは、3ポイントシュートにある。今シーズンから指揮を執るマイク・ブーデンホルザーは、ヤニス・アデトクンボの周りにシューターを配置するフォーメーションを採用し、エースをインサイドに解き放つことに成功。昨シーズンはリーグ下位だった3ポイントシュート試投数(24.7)と成功数(8.8)が、今シーズンは試投数(37.9)と成功数(13.3)共にリーグ2位にまで数字を伸ばしている点が、昨シーズンとの大きな違いの一つだ。
アデトクンボを援護するストレッチ5のブルック・ロペスは、今シーズンの3ポイントシュート成功数でリーグ12位、ポジション別では1位の151本を記録。また、先日のトレードで加入したニコラ・ミロティッチは、1試合平均の3ポイントシュート成功数(2.6本)でリーグ12位の数字を残している。
ガソルは、スパーズで今シーズン27試合に出場して、キャリアワーストの4.2得点、4.7リバウンドにとどまっているが、出場機会の増加に伴い、平均10.1得点、8.0リバウンド、キャリア最多となる年間120本の3ポイントシュート試投数を記録した2017-18シーズンのフォームを取り戻せれば、大きな戦力になる。その上、レイカーズ時代の2009年と10年に2連覇を達成した彼の経験も、バックスがプレーオフを勝ち上がるために必要になるだろう。
1980-81シーズン以来の年間60勝に到達できるかどうか、ガソル加入後のチームケミストリーに注目したい。
Welcome To Milwaukee:
Six-time All-Star.
Four-time All-NBA selection.
Two-time NBA Champion!!@PauGasol!!#FearTheDeer pic.twitter.com/XmkWcDU2Bf
— Milwaukee Bucks (@Bucks) 2019年3月3日