高さのミスマッチを効果的に攻めた滋賀レイクスターズ、初の100点ゲームで仙台89ERSを下す

2017/02/17
Bリーグ&国内
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文=丸山素行 写真=B.LEAGUE

インサイド攻めと速攻でジワジワとリードを広げる

7勝29敗の滋賀レイクスターズと9勝27敗の仙台89ERSの対戦。西と東、それぞれの地区で最下位と苦しい状況に置かれた両チームの戦いは、帰化選手枠のミスマッチを有効に使った滋賀が勝利。滋賀にとっては初の100点ゲームとなった。

オン・ザ・コート数は互いに「1-2-1-2」を選択。仙台は206cmの帰化選手、坂本ジェイが腰のケガで登録を抹消され、インサイドが手薄の状況。そこで、滋賀は帰化選手のファイ・サンバにボールを集めて攻撃を展開していった。

205cmのサンバはマークに付く191cmの菊池真人との高さのミスマッチを突き、インサイドで得点を重ねていく。ミスマッチを防ぐためにダブルチームに来られた際は、落ち着いてマークのずれた味方にパスをさばき、オフェンスに良いリズムを生み出した。こうなると得点ランキング3位のジュリアン・マブンガも決定力を遺憾なく発揮。中からも外からも得点を重ねてリードを広げていく。

前半を終えて47-37と10点のリードを奪った滋賀は、オン・ザ・コート数が「1」の第3クォーターで一気に仙台を突き放しにかかった。第1クォーターと同様にサンバのミスマッチをしつこく使って主導権を握る。

ディフェンスでも激しく動いてパスコースを塞ぎ、仙台のパスワークを封じる。タフショットを打たせては、並里成がボールをプッシュして速攻を決めていった。

仙台は新外国籍選手のグレッグ・マンガーノがデビュー戦で奮闘。最初の得点を3ポイントシュートで記録するなど見せ場は作るも、連携不足は否めず。リズムの良いオフェンスをなかなか作れない。

第3クォーター残り37秒には、マブンガのドライブに対し菊池が5つ目のファウルを犯し退場となってしまう。マブンガがそのフリースローを2本とも決めて20点差となった。

すべてのクォーターで仙台を上回り100点ゲームを達成

最終クォーターに入っても滋賀は攻撃の手を緩めず、素早いトランジションから速攻を連発。これまでの最多得点である91点を大きく更新し、102-75と100点ゲームで圧勝した。

滋賀の遠山向人ヘッドコーチは「選手たちがファイトしてくれました」とチームの奮闘を称えつつ、「仙台はみなハードにプレーするので、気持ちの上で後手に回らないように気をつけました」と立ち上がりからリードした展開を振り返る。

滋賀はマブンガが29得点11リバウンドのダブル・ダブルを記録。サンバが17得点、クレイグ・ブラッキンズが14得点とインサイドでの得点が光った。

11得点を挙げた横江豊は「インサイドでファイを起点に攻めて、またトランジションからの攻撃もうまくいきました」と勝因を語る。「相手が守りにくいリズムで40分間戦えたと思います。第3クォーターの出だしで厳しいディフェンスで流れをつかんだのも大きかったです」

敗れた仙台はウェンデル・ホワイトが孤軍奮闘の23得点。弱点の3ポイントシュートは18本中3本の成功と最後まで確率は上がらなかった。

初の100点ゲームで仙台を下した滋賀。これで通算成績を8勝29敗とし明日の結果次第では、リーグ最下位から抜け出す可能性が出てきた。いずれにしても、この後は平日開催の大阪エヴェッサとの1試合を挟み、アルバルク東京、千葉ジェッツ、栃木ブレックスとリーグ屈指の強豪との連戦が続く。その前に何としてでも結果を出してチームを勢い付かせておきたいところ。

明日の第2戦はカメイアリーナ仙台で14時ティップオフとなる。