38年ぶりとなるルーキーでのブロック王も獲得

スパーズのビクター・ウェンバニャマが2023-24シーズンの新人王を受賞した。今年のドラフト全体1位指名である彼は開幕当初から『数十年に一人の逸材』という前評判に違わないハイパフォーマンスを披露。71試合出場で平均21.4得点、10.6リバウンド、3.9アシスト、3.6ブロック、1.2スティールの大活躍だった。

今シーズンの新人王はウェンバニャマ、サンダーのチェット・ホルムグレン、ホーネッツのブランドン・ミラーが最終候補として発表されていたが、ウェンバニャマは99票全てで1位票を獲得。満場一致での新人王はラルフ・サンプソン、デビット・ロビンソン、ブレイク・グリフィン、デイミアン・リラード、カール・アンソニー・タウンズに次ぐ史上6人目となる。

ウェンバニャマは次のように受賞の喜びを語っている。「僕の目標は常に可能な限りチームを助け、毎年良くなっていくことです。新人王を受賞するためには個人としてコートで良いプレーをし、試合を支配しなければいけないことは分かっていました。だからこそ新人王は僕にとって大きなモノで、受賞できたのは特別なことです」

攻守で文句なしのインパクトを与えたウェンバニャマだが、その中でも特に大きな印象を与えたのは傑出した高さと機動力を生かしたディフェンス面だ。3.6ブロックはリーグ1位の数字で、ルーキーがブロック王となるのは1985-86シーズンのマヌート・ボル以来となる。

また、試合を重ねるごとにNBAのレベルに適応していったことはスタッツが雄弁に物語っている。オールスター以降の22試合では平均23.5得点、12.0リバウンド、5.3アシスト、4.5ブロック、1.5スティールとさらにずば抜けたプレーを見せていた。

ウェンバニャマはティンバーウルブズのルディ・ゴベア、ヒートのバム・アデバヨと共に最優秀守備選手賞の最終候補にも残っている。彼がリーグ最高のディフェンダーの栄誉を授かってもそれは驚きではない。