渡邊雄太

写真=Getty Images

ベンチから違いを生み出す活躍

Gリーグのメンフィス・ハッスルに所属している渡邊雄太が、2月20日にランダース・センターで行われたのソルトレイクシティ・スターズ戦に出場し、14得点4リバウンド4アシスト2スティール2ブロックの活躍を見せ、ハッスルはオーバータイムの末に122-119で勝利した。

この日は定位置のスターターではなくシックスマンとして起用された渡邊は、第1クォーター残り6分12秒にコートに入ると、同クォーター終了までにアリウープレイアップを含む3得点を記録。前半を5得点で終えた渡邊は、第3クォーターを無得点で終えたものの、チームにとって必要な時間帯にギアを上げた。

第3クォーターを21-31で下回ったハッスルは、第4クォーターを14点ビハインドで迎えた。それでも第4クォーター開始から27-13の猛攻で同点に追いついたのだが、この間に渡邊は2本の3ポイントシュートを成功させた。試合は111-111の同点のまま延長戦に突入した。

Gリーグのオーバータイムは、NBAとは異なり1ピリオド2分と短い。そのため、主導権を先に掴んだ方が圧倒的に有利に試合を進められる。そんな中、渡邊がオーバータイム開始早々この日3本目となる3ポイントシュートを成功させてチームに勢いをつけると、ハッスルは1ポゼッションの攻防を制して勝利を収めた。

ベンチから33分出場した渡邊は、4本中3本の3ポイントショット成功を含むフィールドゴール10本中5本を決めて、勝利に貢献。ベンチから違いを生み出せる選手としても実力を証明した渡邊は、グリズリーズとのNBA本契約を勝ち取るため、レギュラーシーズン後半戦に挑む。