八村が楔となり、ゾーンブレイクに成功
レイカーズがアウェーでウィザーズと対戦した。
開始約4分で8-19といきなり2桁ビハインドを背負ったレイカーズだったが、ディアンジェロ・ラッセルが連続でディープスリーを射抜いて反撃を開始。レブロン・ジェームズがオフェンスファウルを誘発し、八村塁の好ディフェンスからオースティン・リーブスがスティールし、そのまま速攻に繋げるなど、ディフェンスの精度が増したことで流れを主導権を奪った。レブロンのプルアップで逆転すると、ゴール下を支配し残り5分間で15得点を挙げたアンソニー・デイビスの活躍もあり39-29で第1クォーターを終えた。
第2クォーターに入ると、0-7のランを受けて点差を縮められるが八村がコーナースリーを射抜き、スペンサー・ディンウィディーのアシストから豪快なダンクを決めるなど逆転を許さない。レブロンの高速ドライブで締め67-60で試合を折り返した。後半に入ると、バランス良く得点したレイカーズのオフェンス力が上回り、101-86と大量リードを奪って最終クォーターへ。このまま、レイカーズが押し切るかに思われたが、ウィザーズのゾーンディフェンスに大苦戦。オフェンスが機能しないことでディフェンスも崩れ、開始から4分強で0-14のビッグランを許し、2点差まで迫られた。それでも、残り約6分の場面で投入された八村が違いを生む。
八村はオフボールムーブでゴール下に侵入してオースティン・リーブスの3ポイントシュートをアシストし、ミスマッチを作ってオフェンスの起点になるなど楔役として機能。また、自らもパワープレーで得点していきオフェンスを活性化させた。こうしてマンツーマンに切り替えざるを得ない状況に持ち込むと、残り1分20秒に八村がリードを13点に広げるレイアップを決めて勝負を決定付けた。
最終スコアは125-120。デイビスは獲得した15本のフリースローをすべて成功させゲームハイの35得点を記録し、さらに18リバウンド3ブロックとゴール下で存在感を放った。ゾーンブレイクに欠かせなかった八村は12本中9本のフィールドゴールを成功させて19得点7リバウンド1ブロックを記録。出場時の得失点差はデイビスに次ぐ+21となり、古巣撃破、3連勝に貢献した。