白鞘「個々の力が高くて、ルーカスヘッドコーチが何をしてくるの分からない印象」

Wリーグは3月18日、『京王 presents Wリーグプレーオフ2023-2024』に出場する上位8チームの選手による記者会見を実施した。30日のセミクォーターファイナルGAME2では、トヨタ紡織サンシャインラビッツ （レギュラーシーズン6位）と日立ハイテククーガーズ（同7位）が対戦。トヨタ紡織の河村美幸と日立ハイテクの白鞘郁里が取材に応じた。

河村は14勝12敗で終えたレギュラーシーズンについて「今シーズンからルーカス（・モンデーロ・ガルシア）ヘッドコーチになってチームのルールがガラッと変わって、選手たちがそこに適応するところから始まった1年間でした。プレーオフを目標にしていたので、まずそこに立てたのは良かったのかなと思います」と振り返る。

そして、対戦する日立ハイテクについて「オフェンスで勢いに乗ったら何点取るかわからない攻撃型のチーム」と語り、「キャプテンの白鞘選手はハッスルプレーをすごく一生懸命やってくる選手なので、好き勝手されないように頑張りたい」と言うと、次のように意気込みを語った。「プレーオフは勢いがあるチームが勝ち上がると思っています。年下の子たちには良い意味で好き勝手やってもらって、良い勢いでプレーオフの1発勝負を勝ち上がっていきたいと思います」

一方、白鞘は「内海（知秀）ヘッドコーチになって4年目。レギュラーシーズンは良い時と悪い時の波が激しくて、なかなかうまくいかなかったんですけど、その中でも接戦をモノにできた試合が多かったので、そこは自信を持って行きたいと思います」とレギュラーシーズンを振り返った。

トヨタ紡織については「個々の力が高くて、ルーカスヘッドコーチが何をしてくるの分からない印象」とコメント。「プレーオフは1発勝負なので、40分間自分たちのペースに持っていけるようにしたい。チームが1つになって戦って、目標であるベスト4に向けて頑張りたいです」と意気込んだ。

トヨタ紡織vs日立ハイテクは高崎アリーナ（群馬県高崎市）にて3月30日の15時半より試合開始。勝利したチームは翌日15時半よりENEOSサンフラワーズ（レギュラーシーズン3位）とセミファイナルを戦う。