2戦先勝方式の決戦が今週末に開催
Wリーグは先週末にプレーオフのクォーターファイナルを終え、4強が出揃った。そして本日、それぞれのチームのキャプテン4名が集まり、セミファイナルに向けた会見を行った。
首位でプレーオフに駒を進めたJX-ENEOSサンフラワーズは4位通過のデンソーアイリスとセミファイナルを戦う。
JX-ENEOSの吉田亜沙美は「ディフェンスからブレイクというJXのバスケットを40分間徹底してやること。ディフェンスとリバウンド」がカギになると主張した。現在10連覇中の『女王』としてWリーグに君臨しているJX-ENEOSだが、「選手たちは目の前の試合を勝ち切り、ただ優勝したいという気持ちだけで試合をしている」と、連覇に対するプレッシャーは感じていない。
一方、4位でプレーオフに進出したデンソーの高田真希は「シーズンの出だしは自分たちのバスケットができず、ベスト4に入るのも難しいと思っていた」と明かした。それでも、「後半になってようやく自分たちのバスケットができるようになった」と話し、「羽田との試合では、厳しい時間が続きましたが我慢して勝つことができた。セミファイナルでも我慢の時間を耐えて戦いたい」と、3点差で東京羽田ヴィッキーズを下した粘り強さをセミファイナルでも出したいと意気込んだ。
セミファイナルのもう一カードは、リーグ2位のトヨタ自動車アンテロープスと、3位の三菱電機コアラーズが対決する。
リーグ戦でトヨタ自動車に連敗している三菱電機の小菅由香は「40分間自分たちのバスケットをして、リバウンドを負けないこと」を勝利のポイントに挙げた。また、「(馬瓜)エブリン選手が波に乗るとチームに勢いがつくので、エブリン選手にやりたいことをやらせないようにみんなで守りたい」とエブリンを要注意選手に挙げ、打倒トヨタ自動車を目論む。
一方、トヨタ自動車の三好南穂は「去年は競った試合を落とすことがありましたが、今年は競った試合を勝ちきることが何回もできて、自信を持ってやれるようになった」と、勝負強さを強みに挙げた。シードのため先週末はプレーしておらず、試合勘を懸念材料に挙げたが、「出だしから良いプレーをして、気持ちで負けずに、バスケットを楽しんで2勝したい」と意気込んだ。
セミファイナルは2月23日から25日の間に、スカイホール豊田で開催される。